小津安二郎関連の情報を漁っていたところ、訃報に行き着きました。

吉田さんの作品でちゃんと観たのは「秋津温泉」くらいしかありません。
むしろ小津さん関連で馴染みを感じているというか...。
吉田さんによる「小津安二郎の反映画」は小津さんとの関わり、そして作品分析も素晴らしい名著。


「しょせん映画監督は、橋の下で菰をかぶり、客を引く女郎だよ」
「映画はドラマだ、アクシデントではない」
小津さんから直接遺言のような言葉を与えられ、作品への想いと共に客観的な分析が凄い。
反復とズレへの追求は膝を打つものがあり、今でも繰り返し読んでいる一冊です。
2003(平成15)年、小津安二郎生誕100年の時にはBSの特集でも楽しませていただきました。

BS生誕百年記念番組「小津安二郎 静かな反戦」にて詩人・吉増剛造さんと対談する吉田さん(場所は伝説の茅ヶ崎館)。

そして1963(昭和38)年、監督会主催の新年会で小津さんと対峙する形になってしまった鎌倉の料亭...その時のお座敷の様子を語る吉田さん。
奇しくも来年は生誕120年...また様々な媒体でお話しが聞けると期待していただけに残念です。
今頃は彼岸で小津さんに迎えられ、酒を酌み交わしていらっしゃるのでしょうか...。
享年89歳。
感謝と共に...お疲れ様でした。
合掌。


吉田さんの作品でちゃんと観たのは「秋津温泉」くらいしかありません。
むしろ小津さん関連で馴染みを感じているというか...。
吉田さんによる「小津安二郎の反映画」は小津さんとの関わり、そして作品分析も素晴らしい名著。
「しょせん映画監督は、橋の下で菰をかぶり、客を引く女郎だよ」
「映画はドラマだ、アクシデントではない」
小津さんから直接遺言のような言葉を与えられ、作品への想いと共に客観的な分析が凄い。
反復とズレへの追求は膝を打つものがあり、今でも繰り返し読んでいる一冊です。
2003(平成15)年、小津安二郎生誕100年の時にはBSの特集でも楽しませていただきました。

BS生誕百年記念番組「小津安二郎 静かな反戦」にて詩人・吉増剛造さんと対談する吉田さん(場所は伝説の茅ヶ崎館)。

そして1963(昭和38)年、監督会主催の新年会で小津さんと対峙する形になってしまった鎌倉の料亭...その時のお座敷の様子を語る吉田さん。
奇しくも来年は生誕120年...また様々な媒体でお話しが聞けると期待していただけに残念です。
今頃は彼岸で小津さんに迎えられ、酒を酌み交わしていらっしゃるのでしょうか...。
享年89歳。
感謝と共に...お疲れ様でした。
合掌。

