どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

君たちはどう生きるか、早いもので...。

2024年07月15日 19時15分00秒 | DVD・Blu-ray
公開からちょうど一年経ったのか。

円盤も購入、先日BSで放送されたドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 宮崎駿と青サギと...『君たちはどう生きるか』への道」と併せて鑑賞した。

同作の期間中、高畑勲さんや大塚康生さん、そして同世代の関連者や若いスタッフなど...あまりに多くの人々との別れがあったのだなぁと。

何故あのような暗澹とした作風になったのか、ちょっと判ったような気がした。

特に高畑さんの影は色濃く、どうにかして成仏させなければという想いが強い。

サギの着ぐるみを纏った鈴木敏夫さんに手を引かれて、どうにかゴールに辿り着けた...というところか。

それとは別にドキュメンタリーで意外な姿も。

アニメーター・マロこと米林宏昌さんの担当カットのリテイクで、作監・本田雄さんと意見対立していたところだ。

リテイクを主張していたのは宮﨑さんではなく、本田さんだというところ。

そんな姿を初めて見たような気がした。

米林さんを気遣っているようにも感じたが、そんな振る舞いをするようになったのかと。

一方で宮﨑さんは生きている限り、鉛筆を動かし続ける人なんだなとも改めて。

現在は短編作を作っていると聞くが、はたしてどうなるのか。