「太陽の王子 ホルスの大冒険」56年前の今日公開か...。
漫画映画からアニメーション映画へとジャイアントステップを遂げた歴史的作品だ。
二律背反に悩み苦しむ姿を切なく描写したヒロインのヒルダ...今となっては典型的なキャラクター造形の一種ではあるが、当時は生みの親である高畑勲さん以外、誰も理解できる人がいなかった。
そのキャラクターデザインを多くの若手アニメーターが挑むも適格に表現できたのは、ベテランの森やすじさんだった。
今観ても、その完成度は素晴らしい...ヒルダというキャラが創出されなければ、セイラ・マスも綾波レイも存在しなかっただろうと思う。
そして忘れてはならないアニメーター・金田伊功さんの命日でもある。
15年前、57歳で鬼籍に...あまりにも早い死にその当時も強い衝撃を受けたが、何年経とうともその想いは変わらない。
晩年はその個性を今の作品にどう活かすか試行錯誤されたようだが、その壁をどう乗り越えていくか...もっと観ていたかった。
ホルスも金田さんも自分の人生に大きな影響や刺激を与えてくれた存在で、同じ時代に触れることができた事に感謝したい。
㊗️1968年7月21日 #高畑勲 監督『#太陽の王子ホルスの大冒険』公開。本日は56回目の公開記念日です。
— 叶 精二(Seiji Kanoh) (@seijikanoh) July 21, 2024
昨年4月発行『太陽の王子ホルスの大冒険と東映長編まんが映画の世界』(双葉社)寄稿の際、原画担当者一覧表を作成しましたが、残念ながら構成上の都合で一部のみ掲載となりました。(続 pic.twitter.com/YXD1LPLEIQ
漫画映画からアニメーション映画へとジャイアントステップを遂げた歴史的作品だ。
二律背反に悩み苦しむ姿を切なく描写したヒロインのヒルダ...今となっては典型的なキャラクター造形の一種ではあるが、当時は生みの親である高畑勲さん以外、誰も理解できる人がいなかった。
そのキャラクターデザインを多くの若手アニメーターが挑むも適格に表現できたのは、ベテランの森やすじさんだった。
今観ても、その完成度は素晴らしい...ヒルダというキャラが創出されなければ、セイラ・マスも綾波レイも存在しなかっただろうと思う。
そして忘れてはならないアニメーター・金田伊功さんの命日でもある。
2009年7月21日名アニメーター #金田伊功 さんが亡くなりました。本日はカシラこと金田さんの15回目の命日です。
— 叶 精二(Seiji Kanoh) (@seijikanoh) July 20, 2024
唯一無二のお仕事に想いを馳せつつ黙祷…。
画像は #宮崎駿 監督『#風の谷のナウシカ』(1984年)より。
✳️C-671 LO+完成形/アスベル機を静止するナウシカ… pic.twitter.com/6FjvdsdYAo
15年前、57歳で鬼籍に...あまりにも早い死にその当時も強い衝撃を受けたが、何年経とうともその想いは変わらない。
晩年はその個性を今の作品にどう活かすか試行錯誤されたようだが、その壁をどう乗り越えていくか...もっと観ていたかった。
ホルスも金田さんも自分の人生に大きな影響や刺激を与えてくれた存在で、同じ時代に触れることができた事に感謝したい。