クラブマネジャー 星です。
厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」によると、運動習慣のある人の割合は、
男性が33.4%、女性が25.1%となっており、
この10年間では女性が減少しています。
年代別にみると、男女とも70歳以上が、男性42.7%、女性35.9%と最も高くなっています。
ちなみに「運動習慣のある人」とは、1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している人をいいます。
年代別に見てみます。
男性・・・ 20代28.4% 30代25.9% 40代18.5% 50代21.8% 60代35.5% 70代以上42.7%
女性・・・ 20代12.9% 30代 9.4% 40代12.9% 50代22.4% 60代25.3% 70代以上35.9%
女性の運動習慣は30代では10人に1人未満という結果は衝撃的です。
さて今日は運動初心者の親子が体育館のトレーニングジムに来てくれました。
私たちスタッフが運動の仕方をレクチャーすると、これから運動を続けると決意したようです。
健康運動指導士として考えるのはどうしたら、運動が得意でない人が運動をしてくれるのかというところです。
もちろん、答えが明確にあるわけではないのですが、その「傾向」はぼんやり見えてきています。
若い男性であれば「筋トレ」を中心としたボディメイク系のエクササイズ。
若い女性であれば「ダイエット」を目標にした有酸素運動とストレッチ、ヨガとの組み合わせ。
中年男性は軽い「筋トレ」にプラスして健康診断の数値の改善を目的にしたトレーニング。
中年女性は不調が多い時期なので、運動によるストレス軽減と、その運動自体を楽しむような環境づくり。
高齢者男性は体が硬くなっているので、ストレッチと軽い筋トレの組み合わせ。
高齢者女性は足腰が急激に弱くなるので、毎日の体操と長めのウォーキング、あとは血圧、体重計測などのコンディショニングチェック。
以上がポイントだと考えます。
運動習慣の定着は運動が好きじゃない人はなかなか難しい課題です。
私たち運動指導者はそのハードルを下げて気軽に運動に取り組めるように手助けするのが役目だと考えます。
春のよい季節、運動を始めてみませんか?
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