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*~ まっすぐに伸びた横一文字の雲 2月11日 午前6時過ぎ ~*
当地では、昨年まで見たことのない雲ですが
今年に入ってから三度目の遭遇です。
前回に見た時には
わが町の端から端までの長さに匹敵するスケールで低空を貫き
しかも、それが二段になっているという
これは自然災害の前触れか?と思える雲の様子でした。
。・。・。🌩 🌤 🌩 。・。・。
今まで見たこともない雲の様子なので
ネットで調べてみると
鹿児島県立国分高校、理数科、サイエンス部地震雲班の研究記事が
目に留まりました。
それは
家にある図鑑(気象)と「雲の図鑑」では解らなかったことが
一挙に解決した実験も含めた素晴らしい研究でした。
。・。・。🌤 🌩 🌤 。・。・。
そこで解った一文字雲の発生の謎ですが、
斜面の冷気が下降して、その流れ込んだ冷気が
海水上の暖気と接することによって発生するとのことでした。
※これは、ごく簡単に書きましたので
詳しくは下記高校生の研究記事をご覧ください。
鹿児島県立国分高校、理数科、サイエンス部地震雲班
「桜島に現れる横一直線の雲の秘密に迫る!」
~ 姶良(あいら)カルデラが生み出す独特の雲 ~
* * *
その研究ですごく納得したことは
当地の置かれた環境がよく似ていたからでした。
それは
前面が瀬戸内海、それに対峙して三方に山があり
山の冷気が下って瀬戸内海の暖気に触れて
この一文字の雲が発生した、と言えそうなのです。
しかし、この雲は過去には見られなかった雲だったのでは?
という疑問が残りました。
あまりに長くて、まっすぐなので、災害の予兆か?と思えるからでした。
思い出すだけでも四年前からは、毎朝6時過ぎに空を眺めていましたが
この一文字の雲は一度も見たことが無かったのです。
思えば、近年の温暖化で海水温も上昇していて
寒いはずの北陸や北海道の海で暖水に棲む魚が獲れたりしています。
そのことから考えると
東は淡路島、南は四国、西は九州に囲まれた当地の海は
温まり易く冷めにくいのですから
外洋に接した海よりは、さらに海水温が高くなっているのでしょう。
このまま温暖化が進めば、この雲は
冬になると、毎朝当たり前のように見られるかも知れません。
雲の変化は、気象状況の変化をも
私たちに分かりやすく教えてくれているのですね。
また一つ、温暖化の恐ろしさに気付かされました。