これは1月3日にあった社中の初釜でのひと揃えです
「初釜」というと、ついつい張り切ってしまいそうになりますが、
熟年世代に突入した私はこの度、
初春を寿ぐ気分を表しつつ、落ち着いた装いを心がけてみました。
* ~ * ~ *
着物
グレーに近い、薄いモスグリーン色の付け下げです。
裾、胸、襟、袖に「ホタルぼかし」の上に「宝尽くしの刺繍」が施されています。
その文様は目立ちませんが、小さいながらも祝意を十分に表していて
地味な地色に華やかさと格調を与えています。
背中に縫い紋を一つ付けてありますので、軽い訪問着風にも着こなせます。
その時には、少し金糸や銀糸の入った帯や有職文様、正倉院文様などの帯を
合わせて着物の格を上げ、重厚さを加えるようにします。
着物自体の文様が小さく邪魔にならないので、帯合わせがしやすい便利な着物です。
初めての着物を考えておられる若い方にお勧めの着物です。
* ~ * ~ *
宝尽くしの文様
着物に散りばめられた宝尽くしの刺繍です。福徳招来の願いが込められています。
元々は宝物を集めた中国の文様ですが、日本風にアレンジされて現在に至っています。
この着物の宝尽くしの文様はデザイン化され可愛らしい雰囲気です。
この可愛さで、地味な地色の着物が地味になり過ぎず「大人可愛い」魅力になっているように思います。
「初釜」というと、ついつい張り切ってしまいそうになりますが、
熟年世代に突入した私はこの度、
初春を寿ぐ気分を表しつつ、落ち着いた装いを心がけてみました。
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着物
グレーに近い、薄いモスグリーン色の付け下げです。
裾、胸、襟、袖に「ホタルぼかし」の上に「宝尽くしの刺繍」が施されています。
その文様は目立ちませんが、小さいながらも祝意を十分に表していて
地味な地色に華やかさと格調を与えています。
背中に縫い紋を一つ付けてありますので、軽い訪問着風にも着こなせます。
その時には、少し金糸や銀糸の入った帯や有職文様、正倉院文様などの帯を
合わせて着物の格を上げ、重厚さを加えるようにします。
着物自体の文様が小さく邪魔にならないので、帯合わせがしやすい便利な着物です。
初めての着物を考えておられる若い方にお勧めの着物です。
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宝尽くしの文様
着物に散りばめられた宝尽くしの刺繍です。福徳招来の願いが込められています。
元々は宝物を集めた中国の文様ですが、日本風にアレンジされて現在に至っています。
この着物の宝尽くしの文様はデザイン化され可愛らしい雰囲気です。
この可愛さで、地味な地色の着物が地味になり過ぎず「大人可愛い」魅力になっているように思います。
帯
黒地ですが真っ黒ではなく「墨色」と言われ、茶を含んだ濃い灰黒色で微妙な色合いです。
この地に細かい金粉が控えめにまき散りばめられ、その上に松竹梅などの吉祥文様の
日本刺繍が施されています。緑を中心にした中で梅や牡丹の花々の色がチャーミングで、
おとなしい着物を生き生きさせていると思います。
帯締め
カラフルな帯の魅力を引き立てるために、ここでは薄い藤色の帯締めを使いました。
藤色の組みひもの中央に金糸が組み込まれています。
初春の寿ぎと初釜の慶びを金糸の明るさに託しました。
* ~ * ~ *
先日、京都の華道家元池坊の道場で初生け式があり、振袖姿のお嬢さんたちが
花材を抱えて道場に入って行く姿がニュースで放映されました。
新年を迎えた晴れ晴れしさと、初生け式に向かう緊張感がその盛装した姿から感じられ
こちらも嬉しく、背筋もぴっと伸びたようでした。
人が大勢集まる中で、その場にふさわしく装うことは「たしなみ」のひとつと言えます。
礼を尽くし、装い過ぎず、自分らしく、、これが難しいのですが着物の楽しみでもありますね。
年齢と共に、過不足なく、貫禄を増し、味わいのある装い、これがこれからの課題です。
まだまだ発展途上、諸先輩方からいろいろと学んでいこうと、気持ちも新たにした新年の幕開けでした。
黒地ですが真っ黒ではなく「墨色」と言われ、茶を含んだ濃い灰黒色で微妙な色合いです。
この地に細かい金粉が控えめにまき散りばめられ、その上に松竹梅などの吉祥文様の
日本刺繍が施されています。緑を中心にした中で梅や牡丹の花々の色がチャーミングで、
おとなしい着物を生き生きさせていると思います。
帯締め
カラフルな帯の魅力を引き立てるために、ここでは薄い藤色の帯締めを使いました。
藤色の組みひもの中央に金糸が組み込まれています。
初春の寿ぎと初釜の慶びを金糸の明るさに託しました。
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先日、京都の華道家元池坊の道場で初生け式があり、振袖姿のお嬢さんたちが
花材を抱えて道場に入って行く姿がニュースで放映されました。
新年を迎えた晴れ晴れしさと、初生け式に向かう緊張感がその盛装した姿から感じられ
こちらも嬉しく、背筋もぴっと伸びたようでした。
人が大勢集まる中で、その場にふさわしく装うことは「たしなみ」のひとつと言えます。
礼を尽くし、装い過ぎず、自分らしく、、これが難しいのですが着物の楽しみでもありますね。
年齢と共に、過不足なく、貫禄を増し、味わいのある装い、これがこれからの課題です。
まだまだ発展途上、諸先輩方からいろいろと学んでいこうと、気持ちも新たにした新年の幕開けでした。