こちらは日本刀を専門に展示する全国でも
珍しい博物館です。
讃岐金比羅宮は古くから海上交通の守り神として敬われ
武人の崇拝を受けて来ました。
この特別展は、そうした多くの武人から寄進された
名刀の数々を展示しています。
~こんぴらさんの名刀展のポスタ~
今回は38口(ふり)の鎌倉時代初期のものから
明治までのものが展示されています。
このポスターの左側の大太刀は江戸初期のもので
「黒漆葵紋散大太刀拵」
梨地に葵紋が散らされとても豪華でした。
※ 展示室は写真撮影禁止
~ 刀剣の里建設にあたって ~
備前長船は平安時代から鎌倉、室町時代にかけて
名工を輩出し、国宝や重要文化財に指定されている
刀剣の約半数がこの地で作られたことからも、
その量と質の高さを知ることが出来る。
~ 説明版より ~
~ なぜ長船(おさふね)で備前刀が発達したのか? ~
~ 良質な原料、燃料が手に入りやすい土地柄だった~
中国山地の砂鉄(赤目)が日本刀を作るのに適していた。
強い火力を生むクヌギの木が自生していた。
火床には火力の強い赤松の炭が使われていた。
~ 交通の要所だった~
吉井川が南北に流れ、高瀬舟による舟運が開けていた。
東西には山陽道があり、人や文化の流れの拠点だった。
瀬戸内海の海運は長船から全国に流通するに好都合だった。
など、説明版より
こちらのコーナーでは、日本刀の重さを手に取って体験できます。
1㎏の重さはかなりのものでした。
~ こちらは、隣接している研修館、鍛刀場、刀剣工房 ~
公開古式鍛錬 ー 毎月第二日曜日、11時~・14時~
小刀制作講座 (要予約) ー 第一・三土曜日 、10時~16時
日本刀手入れ講習会 ー 毎月一回11時~(約一時間)
その他に、ふれあい物産館があり小刀、包丁、手入れ用品、
各種土産物、博物館オリジナルグッズなど販売しています。
吉井川の近く、国道2号線を南に少し入った所です。
近くまでお越しの際は、ちょっと足を伸ばして下さいね。
岡山県瀬戸内市長船町長船966
Tell-0869-66-7767