~ 野萱草(ノカンゾウ)のおちょぼ口 ~
野萱草はユリ科の多年草
毎年咲いて庭を彩ってくれています。
蕾が膨らんで来て
口をちょこっと開いた
この姿が何とも愛らしいのです


野萱草は朝開いて夕方には閉じる一日花
満開になるまでがあっという間です。
だから、こんな初々しい姿を見逃すまいと
たびたび覗きに行きます♪

先端が尖ったシャープな姿も魅力的
花弁の中央を走る筋も良いアクセントになっています。

おでこ寄せ合って、何か相談?
「ねえ~そろそろ咲く時間よね?」
「そだね~もう咲いちゃおうっか」

二輪揃って満開になりました。
濃い橙色が素敵でしょう~✨

野萱草の一番の特徴は、
中央にくっきりと走る筋と、
何と言っても
花弁の付け根にある「ハの字」の斑紋です。
これなら他のユリ科の花と見分けがつきやすいですね。
因みに、7月の花でアップした「ワスレグサ」は
こちら
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~ ワスレグサ (唐萱草) ~
こちらは、全体が単色でハの字もないので
違いがよく分かりますね。
花の時期も一か月ほど違います。
※ 追記
茶花では「ワスレグサ」とされていますが、
ワスレグサ属の一種で、別名「唐萱草」(トウカンゾウ)と呼ばれ、
由来は中国産とされていたことによります。
自生地は九州西部、対馬
参考 「茶花大辞典 」淡交社