
このゆずくんというのは、我が家の三人姉弟の末っ子、
のんびり、おっとり、ゆっくりの甘えん坊大将軍の息子のことである。
二人の姉の元で可愛がられ、物心ついた時に遊ぶ友達は
隣家の女の子二人のみ、という環境で育ったためか
今でも男らしさに欠け
決断力、実行力共に同年齢の人達に遠く及ばないのである。
~

そんな彼を見ていて主人が嘆いたことがあった。
「なんであの子はいつまでも何も出来ないんだろう」と。
そこでよく言われる「桃栗三年柿八年」のあとにつく
「柚子(ゆず)の大馬鹿十六年」
を思い出した。
それは
別に柚子が他の果樹に劣っているわけではなく、ただ実がなるのに
桃や栗の五倍、柿の二倍はかかるということなのだ。
だから息子は ゆずであって
気長に育つのを見ているしかないのである。
私たち夫婦はこの時に、そう思い至った。
~

そして現在、当の息子は
一応会社に行っているし、給料から生活費も入れている。
だけど、まだまだひよっこみたいで頼りなく、
親はいつまでも生きていて、いつまでも甘えられると思っている。
ところが、その彼が、この連休の前に言うのである。
「ボーナスが入ったから飯でも食いに行こうか」と。
その一言は、どんな一言よりも私たち夫婦にとっては嬉しい一言だった。
もちろん反対することなどなく、有難く、嬉しく、その申し出を受けた。
当日は彼の車に乗せてもらい御馳走になって来た。
会計をする彼の後ろ姿が、ちょっぴり頼もしく見えて
「ゆずの花の蕾がようやく出来た」
そんな気分が味わえたのであった。
なによりの御馳走だった。
今までの愛をいっぱいに包みこんだ素敵なお花が
まもなく 開きますね 嬉しいですね。
何年かかろうとその子なりの成長をしてくれれば嬉しいものですよね!
(何も知りませんので、失礼な物言いかもしれませんね!
柚子君というのは、越後美人さんのご謙遜だろうとは思っています^^)
息子は生まれた時から大人しくて、のんびりしていたものですから、
そのまま育ててしまったのが間違いでした(^^;
剣道や柔道などの武道を習わせておいたら、少しは男らしくなったかも知れませんね。
ゆっくりですが、彼なりの歩みで着実に歩いて行ってくれたらいいな、と思っています。
実がなるのはまだまだ先ですが、ちょっと進歩の姿が見れて嬉しかったです^^
いえいえ!謙遜ではございませんよ(笑)
ゆずくん、というのはまだ優しい言い方で、あるいはもっと結実の遅い木かも知れません。
のんびりした性格でも、会社でなんとか勤まっているようですし、
出世して欲しいなどと欲は言いません、首にならないよう頑張ってもらいたいものです(^_-)-☆
因みに、加那やの有る地域では「桃栗3年、柿8年、柚子の馬鹿野郎は18年」です☆
甘えん坊大将軍なんて
そんなのないですよ
家の中だけですってば
外では立派に と思います
私はそんな性格の方好ましく感じます
ご一家三人でお食事なんと平和な穏やかなお幸せな光景だったことでしょう
映画の一シーンを思い浮かべながら
ありがとうございました
スローペースの子供 (もうおじさんですが) を見ているのはハラハラするものです。
お察し頂けて嬉しいです☆
そうなんですか!益々結実が遠のきましたが、腹を括ってボチボチ行きます。
有難うございました(^_-)-☆
親から見るといつまでも幼くて、甘えることしか考えていないように見えるんですよ(^^;
外では一人前のふりをしていますかねえ、、
そう言えば、昔、中坊さんという弁護士がおられましたが、彼が奥さんにずいぶん甘えていたとか、、
男性でも、甘える場所があるのはいいことですね。
我が家の息子にもそんなしっかり者の奥さんが来てくれないかなあ・・
それで四人で外食っていうのが夢です。
有難うございました(^_-)-☆
人間は今の姿ばかりが気になってしまうものですが
焦らずに気長に待つ大きな心は必要なんですね。
素晴らしい!!
何だか自分の事の様に嬉しくてなりません。
甘えん坊代将軍ですか(笑)
甘えん坊が逞しい将軍様に・・・
越後美人さんの心境としては如何でしょう?
甘えん坊も少しばかり残しておいてもいいのよって感じかな?
幼稚園で男の子たちが怖くてお部屋に入れなかった彼ですから、
それを思えば、現在男性の多い職場で、なんとか勤めているだけでも良しとします(^^;
女性に囲まれた職場でなら、彼の本領が発揮できるかも知れませんが、
それはそれで、いじられキャラで苦労があるかも知れませんね(笑)
今のままで頑張ってもらうしかありません。
彼の成長は、「ゆずくんシリーズ」で続編があると思います。
次回は、もっと喜んで頂ける記事になるといいなあ。
甘えん坊大将軍にしたのは親の責任も大きいのですが、
暴君に育たなくて良かったと思います。
次女は三歳の時に見事に母離れをしたのですが、それはあまりにあっけなくて、
ちょっと寂しかったりしましたが、この子が男子で、息子が女子だったら良かったのに、と思います。
持って生まれた性格もあるのでしょうから、ここらへんは難しいところですね。
私の心境としましては、こんなちょっと甘えん坊の息子でも、
かえってそれがいいと思ってくれる頼りがいのある伴侶を得てほしいと思っています。
男女の役割が反対のようですが、それで上手くいく夫婦もあるのでは・・・
などと、考えの甘っちょろい母親です。
この親にしてこの子あり!でした(^_-)-☆