連休を利用して、奈良~伊勢方面に旅行に行ってきました。
前夜に出発し東名高速を西へ。途中、沼津~富士で渋滞はありましたが、そのほかは順調でしたが、伊勢湾岸自動車道に入ると、四日市JCが渋滞しているということで、渋滞回避がてら、まずは温泉に立ち寄ります。
湯の山温泉の手前にある、片岡温泉です。朝7時から営業しているのはありがたいです。
お湯は、無味無臭ですがわずかに緑色ですが、何よりも源泉100%かけ流しであることが良かったです。
このあたりは、朝7時から営業のコメダ珈琲に続々と車がやってきていたり、マクドナルドのドライブスルーに車が並んでいたり、モーニング文化の中京圏でした。
温泉で一息入れたあと、四日市ICから新名神への信楽ICへ。国道307号から加茂へ向かう途中、和束町というところを通りましたが、この辺はお茶が名産のようで、一面のお茶畑でした。
加茂からさらに南下し、最初に向かったのは浄瑠璃寺。
最初の目的地ですが、今回巡った中で、いきなり最もお勧めの場所です。
ここの見所は、黄金に輝く九体の阿弥陀仏が並んでいるところです。この形式で現存するのはここが唯一とのことです。
まずは参道から、いい雰囲気です。
参道の入り口にある土産物屋もいい感じです。
土産物屋の片隅に、お茶が売っていました。このあたりは当尾の里といい、このような無人販売所がいくつもあります。数多くの石仏もあり、一度ゆっくり歩いてみたいところです。
山門をくぐり、境内へ。
九体阿弥陀堂(国宝)です。この中に九体阿弥陀仏(国宝)が祭られています。
このお堂の中には、他にも 四天王像(国宝)、不動明王像(重文)、子安地蔵菩薩像(重文)などがあります。
ここに最初に来たのは、中学の修学旅行でした。当時、浄瑠璃寺のことなどぜんぜん知らず、成り行きできたようなものでしたが、堂内に並ぶ金色の阿弥陀仏を見て、あまりのすごさに堂内に入ることをためらったほどです。
数十年のときを経て、再びここ訪れることができたのも縁なのでしょう。修学旅行できていなかったら、来ることはなかったかもしれません。
こちらは池をはさで対岸にある三重塔(国宝)。こちらには薬師如来像(重文)が安置されていますが、公開は毎月8日、彼岸の中日、正月三が日の好天のみとのことです。
三重塔が東側にあり、東方浄土を現し、阿弥陀堂は西側にあり、西方浄土をあらわすそうです。
三重塔から見た阿弥陀堂です。
浄瑠璃寺は、かなり交通が不便な場所にあるのであまり知られていませんが、一度くる価値はあると思います。
ところで、ここは行政区分上は山城の国、京都府になります。われわれのように東国から来たものにとって奈良県もも京都府もたいした違いはないのですが、駐車場の整理のおじさんに円城寺への道をたずねたところ、「円城寺?奈良やろ。」といって道は良く知らない、といわれたときに、ここは京都府であることを感じました。
つぎは、円成寺です(その2へ続く)