大神神社は、もともと三輪山を御神体としていた神社で、最も古い神社のひとつといわれています。現在は大物主大神を主祭神としています。
なぜ天照大神を宮中から外に出し、大物主大神を祀ったのかはなぞの部分ですが、大物主大神の女性関係の記述等を見ると、かなりの力を持った、外部からやってきた実力者的な存在だったのかもしれません。
二の鳥居前の参道。
ここは酒造りの神でもあります。
ところで、三輪といえばそうめんです。丁度お昼時、ということで、二の鳥居に程近い「森正」さんで昼食です。
結構混んでいましたが、回転が速く、すぐに席につくことができました。
冷やしそうめん。麺もおいしいですが、つゆが絶妙でした。甘すぎず、辛すぎず、濃すぎず、だしも適度。
この辺の名物、柿の葉寿司。
昼食の後、改めて参拝します。
二の鳥居。
参道。
拝殿(重文)。本殿はありません。
次に、大神神社の少し奥にある、狭井神社に向かいます。
ここは、三輪山への登山口になっています。
本殿の裏には霊泉があり、容器を持参すれば汲んで帰ることもできます。ペットボトルに入ったものも売っています。
ここからさらに進んだところにある檜原神社は、宮中をでた天照大神が一時祀られていたといわれています。その後、天照大神は各地を巡り、最終的に「美し国」なので伊勢に鎮座したい、と言うことになります。
ここから久延彦神社を経由して帰る途中にあった展望台からの風景です。
三輪山方面。
大和三山方面。背後に二上山、葛城山が見えるのですが、先日来の黄砂の影響でうっすらとしか見えません。
さて、次の目的地は、飛鳥です。
飛鳥に向かう途中、安倍文殊院に立ち寄りました。
安倍文殊院は、日本三大文殊のひとつです。山形の亀岡文殊には行ったことがあるので、二つ目の文殊様になります。
ここは、陰陽師 安倍晴明公の出生地ということで、五芒星の入った赤い魔よけの札を売っています。
本堂の中で、ご住職のお話を聞くことができましたが、なかなか面白かったです。若干商売っ気が強いように思いますが、逆に現世を良く見ているともいえるのでしょう。
文殊池に浮かぶ金閣浮御堂。
(その4に続く)