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2011年5月4日 奈良・伊勢旅行 2日目 その2(石上神宮、崇神天皇陵)

2011年05月12日 21時12分27秒 | 旅行

斑鳩を出て、次は石上神宮へ向かいます。

天理教の巨大な建物が立ち並ぶ天理の町を抜け、東側の山のふもとの高台に石上神宮はあります。

この碑の文字は、富岡鉄斎によるものだそうです。

 

 

 

 

参道を緩やかに上っていくと、左側に柿本人麻呂の歌碑があります。

「未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者(おとめらが そでふるやまの みずがきの ひさしきときゆ おもいきわれは)」

 

 

境内は、結構広く、山之辺の道の北の基点ということもあって、ハイカースタイルの人も結構います。

 

 

しかし、この神社、なんとも不思議な空気に満ちています。

伊勢の神宮と並び、記録に残る最古の神社で、古代豪族、物部氏の氏神として、ヤマト政権の軍事拠点っだったとも言われてます。が、それだけではありません。

 世の中、パワースポットブームで、石上神宮もそのひとつにあげられています。残念ながらスピリチュアルなパワーを感じる能力を持っていないのですが、ここは何か他とは違うものを感じました。空気の密度が濃いと言えば良いでしょうか。

 

 

ここは、布留社とも呼ばれています。この辺の地名も布留です。

 

 

物部氏は呪術集団でもあったらしく、その呪術は現在でも継承されているそうです。そして、布留=振るは、魂を呼び寄せる呪術的意味があったといわれています。乙女が袖を振るのは、相手の魂を呼び寄せる=求婚を意味したとか。

 

 拝殿(国宝)。

 

 

パワースポット云々ではなく、何かもっと大きな力を秘めている、とでも言えば良いでしょうか。使い方を誤るととんでもないことになりそうな。

でも、現代人にはその力を発動する能力はないのかもしれません。

 

 

 

ところで、ここの境内には鶏が放し飼いにされています。

 

東天紅という尾長鳥だそうです。

 

 

神社めぐりをしている方もそうでない人も、ぜひ一度訪れて不思議な感覚を体験してみてください。

 

 

 

 さて、石上神宮から南下し、次に立ち寄ったのは、崇神天皇陵。丁度山の辺の道の中間あたりになります。

 

 

 崇神天皇は実質、ヤマトを治めた最初の天皇とも言われています。

宮中に祭られていた天照大神を皇居の外に移し(最終的に伊勢の神宮にご鎮座)、大物主大神を三輪山に祭った(大神神社)のも、崇神天皇で、やはりそれなりの根拠があるのでしょう。

外部からやってきたとの説もありますが、個人的には、九州の邪馬台国から卑弥呼の死後にやってきた、という説が面白いと思います。

ちなみに、崇神天皇陵の前、御陵餅本舗という小さな和菓子屋さんがありますが、ここの御陵餅が非常においしかったです。

 

次は、その大神神社へ行きます。

 

(その3に続く)

 

 

コメント
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