さらに四万十川沿いを進み、「道の駅 四万十とおわ」にやってきました。四万十川が西から南に進路を変えるあたりになります。
この道の駅の裏手に、おしゃれなカフェを発見しました。「shimantoおちゃくりcafe」と言って、二日前、4月26日にオープンしたばかりです。
せっかくなので、お茶していくことにしました。
木の香りのする店内からは、四万十川を眺めることができます。
この辺は栗と紅茶が名産ということで、栗カステラと栗パウンドケーキ、四万十紅茶です。
おいしかったので、パウンドケーキと紅茶を買いました。
ちょっと立ち寄っただけでしたが、思わず素敵な場所を見つけました。
このような施設があると旅行の楽しみになるし、それを通じて地域活性化に少しでも協力できれば、と思います。
再び四万十川沿いに、今度は南下します。この先は名所が点在する、四万十川として有名な区間に差し掛かります。
その中でも有名なのは沈下橋で、昔は増水を繰り返す川だった四万十川で、橋が流されないように水の抵抗を減らすため、欄干のない橋です。
沈下橋自体はもっと上流から何個もあるのですが、有名な橋はここより下流に集中しています。
まずは「岩間沈下橋」。国道沿いに駐車場があり、橋の全景を見ることができます。
晴れ間も見えますが、雨が降ったりやんだりの天気になってきました。
橋の上はこんな感じ。結構狭いです。白線の外側に立つと、結構スリルがあります。
天気は良くありませんが、それでも気持ちの良い場所です。
ここからさらに下流をめざし南下します。この先の区間は国道とはいえすれ違いのできない山あいの狭路となり、運転に気を遣います。しかも、急に、豪雨といってもよいくらいに雨脚が強くなりました。しかも、国道なので、交通量は少なくありません。
豪雨の中、対向車をやり過ごしながらの走行は思いのほか時間がかかり、一車線区間を抜けたころには雨も上がっていました。
雨が上がったので、もう一つ沈下橋を見に行くことにしました。四万十川の最も下流にある沈下橋で、長さも最も長い、佐田沈下橋です。
橋の幅は結構広めですが、結構頻繁に(と言っても数分に1台程度ですが)地元の車が通ります。
四万十川の下流域ということでもっと開けた場所を想像していましたが、意外に山の中です。
この橋のたもとに屋形船の船着き場があり、そこから橋の全景を見ることができます。青い橋脚がきれいな橋です。
ところで、この屋形船の船着き場にテントを張った簡易待合所のようなものがあるのですが、そこに・・・
近づくと、つまらなそうに愛想をふりまいてきました。
いったい、どこの猫なのでしょうか。首輪をしているし、この人に慣れた態度から見ても飼い猫であることは間違いありません。しかし、この近辺には民家は見当たらないのです。
しかもかなりフリーダムでマイペースです。
佐田沈下橋で猫に癒され、次の目的地に向かいます。
<その3に続く>