松山は、四国第一の都市で、中国四国地方でも広島に続く第二の都市です。
実は、今回の旅行に来るまで、四国で一番大きい都市は、昔から四国の玄関口であった高松だと思っていました。
その松山のシンボルが松山城です。まずは、松山城に登城します。
松山城の天守も現存十二天守の一つで、今回の旅行では12のうち3天守に登城することになります。そして、12天守のうち最も新しい天守で、1852年、黒船来航の前年に再建されました。
松山城は、観光用によく整備されており、天守のすぐ下まではロープウェイまたはリフトで行くことができます。
ロープウェイ入口に並ぶのは、坊ちゃんの登場人物と松山城を築城した加藤嘉明です。
ロープウェイ、リフトを降りてからの道もよく整備されています。
天守が見えてきました。
ここまで登ってくると、周囲に遮るものは何もありません。
本丸の広場も広くて公園のようです。
本壇内部も結構広いです。
天守内部もかなり広く、しかも連立式のため、中で迷ってしまいそうです。
そして、天守最上階からは松山市内を一望できます。
松山は伊予鉄道の鉄道線と市内線が健在です。特に市内電車は大街道付近では数珠つなぎになるくらい頻繁に運行されており、天守最上階にいても市電の釣りかけモーターの音とレールがきしむ音が聞こえてきて、非常に活気が感じられます。
松山城はお城らしい城で、非常に見ごたえがりました。
松山城を下城し、少し城下を散策します。
まず、最初に向かったのは「霧の森菓子工房」です。
本店は四国中央市という非常に安易な名前の市の新宮町というところにあり、新宮町特産の抹茶を使用した「霧の森大福」が非常に有名で、テレビでも数多く紹介されており、今や入手困難となっています。
店舗に行ってみると、ラッキーなことに二箱だけ残っており、入手することができました。
箱の中はこんな感じ、やはり特産の水引が入っています。
抹茶でコーティングされた大福の中は、あんこと生クリームが入っています。大きさは大福というにはちいさめで、抹茶もそれほど強くなく、ほんのり香るくらいです。
大量生産できないことが入手困難の理由のようですが、とにかく貴重なものを食べることができました。
さて、「霧の森大福」を無事購入し、歩いていると、何やらおしゃれな店を発見しました。
「10 FACTORY」。入ってみると、なんとオレンジ専門のジュースバーでした。
当然ですが、ジェラートもジュースもすべて柑橘です。
ジュースは、三種類飲み比べセットがあり、その3種類も好きな種類を選ぶことができます。
このように比べると、種類によって全く味も香りも違うことがわかります。
柑橘だけでこのような店ができてしまうところが、さすがかんきつ類の本拠地愛媛です。
お土産に、ドライオレンジを購入しました。
次に立ち寄ったのは、「ルブリュマツヤマ」。ここは、愛媛の特産品を扱うエヒメイズムという店と、今治タオルの伊織が一緒になった店で、なかなか良いものがそろっていました。
先ほどのそばちょこもここで購入しました。
ここでもう一つ購入したのがラスクです。宇和島の「ラスク工房Lella」というところの製品です。宇和島にいた時には気づきませんでした。
セットの内容はいろいろあるみたいですが、今回購入した中身は、いよかん、レッドパール(いちご)、美生柑の三種類でした。
ジャムを塗ったようなフレッシュな味のするラスクで、とてもおいしく、当たりでした。
松山城下の散策を終え、この後は、いよいよ道後温泉に向かいます。
<その3に続く>