道後温泉について今更説明する必要なないと思いますが、日本最古の温泉の一つで、その中心である道後温泉本館は、1894年に建築されました。
道後温泉の駐車場は本館横の丘の上にあり、本館の全景を見ることができます。
入浴の前に、遅めの昼食をとります。
一六タルトで有名な一六本舗の店舗が本館のほぼ正面にあり、そこの二階で食事をすることができます。
これは冷たいぶっかけうどん。
つゆはだしでも醤油でもなく、ポン酢でした。
こちらはじゃこ天うどん。
味はふつうのうどんですが、料金が非常にやすいのがうれしいところです。
さて、道後温泉の入浴はいくつかコースがあります。浴室は神の湯と霊の湯の二種類あり、コースによって入れる場所が変わります。
今回は「霊の湯二階」コースにしました。神の湯、霊の湯両方に入れ、二階の中広間で休憩、お茶とせんべいがつきます。浴衣とタオルもつきますが、バスタオルはつきません。また、貴重品もなるべく持ち込まないほうがよいでしょう。
入浴した感想ですが、霊の湯が素晴らしかった。なんというか、地中のエネルギーが地上に出てくる場所にあるのではないか、という感じです。神の湯にも入りましたが、人が多すぎて逆に疲れてしまう感じです。道後温泉本館で入浴するのなら、個人的には霊の湯がおすすめです。
さらに、このコースだと、又新殿の見学ができます。又新殿は日本で唯一の皇室専用浴室です。昔は旅館に温泉は引湯されておらず、温泉に入るためにはこの本館に来る必要があったために建造されましたが、現在では各旅館に温泉があり、役目を終えたため見学できるとのことです。ただし撮影は禁止です。
見学を終え、道後温泉本館をでて、道後温泉駅にやってきました。
次々と市電が到着し、タオル一本だけ持った地元のおじさんが降りてきたりします。
ちょうど、坊っちゃん列車が到着しました。
蒸気機関車の姿をしていますが、中身はディーゼル機関車、近くで見るとやはり音が違和感があります。
反対側ではからくり時計が作動開始です。
坊っちゃん列車は、引き込み線にいったん引き揚げ、人力で向きを変えます。
この日の運航は終了なのか、展示用と思われる側線に入りました。
再び道後温泉本館方面に戻り、本館裏手の山田まんじゅうのカフェでお茶をします。
以上で今回の旅行は終わり、松山空港に向かいます。
始めてきた四国ですが、予想通り、予想以上に楽しめました。他にも行きたいところはたくさんあり、また来ないといけないと思いました。
最後、空港で買い物をします。
定番の一六タルトと、よくある地域限定お菓子を購入しました。
最後、飛行子の時間が遅いので、松山空港で夕食をとるつもりだったのですが、松山空港の飲食店はとても貧弱で、唯一松山らしいものが食べられそうな寿司屋に入りました。
松山鮓とふつうの握りを食べましたが、かなりおいしかったです。
しかし、みな考えることは同じで、この寿司屋だけが混んでおり、しかも板前さんと、愛想はいいが手際のよくないおばさんの二人だけで、満員で、次から次へとやってくる客に全く対応できていません。
味は良かっただけに、それが残念でした。
松山は晴れでしたが、帰りの飛行機は動きの遅い低気圧を追いかけ、東京は大雨でした。
<終わり>