夕食会場はオーシャンウイング一階のフレンチレストラン「アッシュ・ドール」になります。
ちなみにアッシュ・ドールはhd’orで「黄金のH」という意味になります。だからなのか、入口には金色の伊勢海老のオブジェが飾られています。
適度に華やかな内装で、いい雰囲気です。
プライムリゾート賢島の夕食は洋食、和食、和洋折衷それぞれ多くのコースがありますが、今回は洋食のエクセレントというフレンチのコースを選択しました。
最初の一品、「トマトのコンポート ジャスミンヴィネガー風味 白ワインのグラニテ」。
いきなりかなり手の込んだ料理が出てきました。これはかなり期待が持てます。
このままデザートでも通用するくらいの甘いトマトです。
「サーモンマリネとブロッコリーのセルクル レモンのコンフィソース ホワイトアスパラガスとカルダモン風味のテュイル添え」。
このソースがなかなか個性的です。かなりスパイスが使われているようで、エスニックな感じがあります。何風というのでしょうか、いい意味で期待を裏切られた感じです。
ここはグラスワインの選択肢も多く、メニューには日本酒もあるのがうれしいところです。今回注文したものは、いずれもエスニックな料理にあうような少し癖のある感じでした。
パンはお代わり自由で、頼まなくても定期的にサーブに来てくれます。
そして、パンにつけるこの粒状のものもかなりスパイシーです。
三品目、「とうもろこしとコンソメの冷製スープ ローズマリー風味」。
ガラス製容器の上に乗っている具材をスープに入れていただきます。コンソメはジュレ上になって具材の中にあります。スプーンののっているものは食べ物ではありません。
これはそれほどハーブやスパイスが強くなく、やさしい味でした。
「伊勢海老のスパイス風味焼き ポテトとフォアグラのコロッケ添え ビスクソース」。
何も言うことはありません。焼きねぎもとてもおいしいです。そして、ソースもスパイスが効いています。
「国産牛フィレ肉ステーキ トリュフ風味ソース」。
これは正統派のステーキです。肉は柔らかく、甘めのソースとよく合います。
正直、品数が少なく物足りなく感じるのでは、と思っていましたが、全くそんなことはありません。
かなり手の込んだ料理で、味付けも意外性があるので、退屈しません。量も我々には十分です。
「桃のトライフル ロゼワイン風味 白桃のシャーベット添え」。
これもおいしいです。安っぽさが全くありません。
最後、コーヒーまたは紅茶について出てくる小菓子。
これだけでデザートとして成り立っています。
プライムリゾート賢島の夕食は非常にレベルが高いです。
温泉旅館ばかりでなく、たまにはこのようなリゾートホテルでゆっくり過ごすのも悪くはありません。
<4日目に続く>