あぶり餅でしばし休憩の後、大徳寺に向かいます。今宮神社からは徒歩ですぐです。
大徳寺自体は参拝はできませんが、いくつかの塔頭が公開されています。
今回は高桐院に参拝することにしました。
高桐院は戦国武将、細川忠興公により建立された寺院です。
細く長い道を進んでいくと、徐々に景色が変わっていきます。
紅葉の時期は壮観でしょう。
本堂前の庭園。ここはJR東海のポスターに使用されました。
ここも一部紅葉が始まっています。
往き急ぐ 赤き涙の 苔の庭
細川ガラシャの墓所です。この横には忠興はじめ細川家の墓地があります。
忠興作の茶室、松向軒。
さて、高桐院をでて大徳寺方面に向かうと、今日から本坊が特別公開されているようです。折角なので拝観することにします。
庫裏から堂内に入ります。この先は撮影禁止なので写真はありません。
特別公開で見ることができるのは、法堂(重要文化財)内部の天井龍、唐門(国宝)、方丈(国宝)と庭園。それぞれ説明がつくので、予備知識なしでも大丈夫です。
唐門は聚楽第の遺構で、極彩色の彫刻や金細工が美しく、日光東照宮の陽明門はこの唐門を原型としているとのことです。
方丈東側の庭園は、昔は東山を借景とし、鴨川も見ることができたとのことですが、高い建物が多くなり、現在では木々で目隠しをされてしまっています。
60年くらい前までは鴨川も見え、葵祭の行列も見えたそうです。
方丈はこのほかにも狩野探幽の襖絵等見どころ満載ですが、ウグイス張りの廊下の鳴きっぷりも見事でした。
非常に見ごたえのある特別拝観でした。
最後に三門を横から見て大徳寺を後にします。
この三門は千利休切腹の原因となったといわれています。
今日の観光はこれで終了、一旦ホテルに戻ってから夕食に向かいます。
<その4に続く>