2011年に
リドリー&トニー・スコット兄弟が製作した、
「LIFE IN A DAY」の日本バージョンです。

「JAPAN IN A DAY(ジャパン イン ア デイ)」53点★★☆


世界中の人から、ある一日の一コマを送ってもらい
それをつなぎ合わせて1本の映画にする
“ソーシャル・ネットワーク・ムービー”

前作「LIFE~」。

その手法を「いいね!


リドリー・スコット監督に
「続編を作りませんか」と持ちかけて実現したのが本作。

世界12ヵ国、8000本の
「2012年3月11日の日常の一コマ」をつないで映画にしたものです。
まあ言わずもがな3.11がテーマで
舞台はほぼ全て日本。
内容も被災者の体験談や、原発反対デモなどが多い。

確かに被災者の生の声に
ズキンとする場面もあります。

このスタイルの映画だからこそ、の意味はそこにあるのでしょう。

ただ、やっぱりアイデアとコンセプトをいただいた
二番煎じではあるわけで、
前作のような新鮮さはない。

それに前作は
「世界中に同じ太陽が昇ってるんだ

あったり前なんだけど、意識してなかった事実を改めて感じさせたところが
おもしろかったんですよねえ。

単純に国による生活習慣の違いとかね。



結局「ソーシャル・ネットワーク・ムービー」って、
限定地域や物事に範囲が狭まっていけば、
町内会や同窓会ムービーに
果ては「ホーム・ムービー」に戻ってしまうということがわかったというか(笑)

本末転倒?という(笑)

特に今回は、同じ人や家族や家が何度も出てくるので
人の家の匂いや
こたつのなかの匂いすら匂ってくるようなホーム感が(苦笑)

子どもばっかり出てくるのも
なんだかなあという感じ。

もうちょっとひねってくださいで賞。

★11/3(土・祝)から全国で公開。
「JAPAN IN A DAY(ジャパン イン ア デイ)」公式サイト