最初怖くて、中身がおもしろい
割にいいパターン。
「ボディ・ハント」69点★★★☆
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アメリカの郊外のある一軒家で
10代の娘が両親を殺すという陰惨な事件が起こる。
4年後。
事件のあった家の隣に
都会から17歳のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)と
母(エリザベス・シュー)が越してくる。
隣家を無人だと思っていた二人だが、
その夜、隣家に明かりが灯る。
実はその家には
一人生き残った息子ライアン(マックス・シエリオット)が
住んでいたのだ――。
生来、面倒見のいいエリッサは
近所ではぶんちょにされてるライアンを
何かと気にかけるようになるが・・・。
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最初は憑依?霊?的な
ありありな脅かしで始まるものの、
蓋を開けてみると想像以上に中身が濃く
練られていました。
「SAW」「メメント」のプロデューサーたちが関わっており
ホラーっぽい風体から、
青春ムービーふうの体になり(それもまた定番ホラーを連想させるんだけど)
そこからまた転じていき、
「そうだったのか!」を
意外に楽しめるんですねえ。
なんといっても
10代から“おかんキャラ”な女優、
ジェニファー・ローレンスの役当てがうまい。
母にも
「博愛精神に溢れ、いつも一番弱い子の味方をする」
と言われてしまうような
姉御な彼女だからこそ
この映画の状況に陥るわけで
その説得力が実に大きいですね。
まあざっくり言うと
彼女じゃなければ
B級ホラーになったかもしれない・・・という(笑)
「ハンガー・ゲーム」も彼女じゃなかったら
あそこまで入り込んでなかっただろうなーと
1990年生まれで、
意外にもう22歳ですが
まあ30歳になったらどないなるんか?と
すっごく興味惹かれる女性であります。
★11/17(土)からヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。
「ボディ・ハント」公式サイト