タイトルだけで観たくなっちゃうんですが。
「みんなで一緒に暮らしたら」61点★★★
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パリ郊外に暮らす
アルベール(ピエール・リシャール)と
ジャンヌ(ジェーン・フォンダ)夫婦
ジャン(ギイ・ブドス)と
アニー(ジェラルディン・チャップリン)夫婦
そして独身のクロード(クロード・リッシュ)。
平均年齢75歳の5人は、40年来の親友どおしだ。
毎日のようにアニー夫婦の家に集まり、
ワインと食事を楽しんでいるが
さすがに歳もあり、みな何かと不自由も感じていた。
ジャンは「みんなで一緒に住めばいい」と言うが、
妻からも「共同生活なんてイヤ」と一蹴される。
そんなある日、
クロードが心臓発作で病院に担ぎ込まれて――?!
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昔からの友人でご近所仲間の男女5人が、共同生活をする話。
こういうテーマは大好きだし
しかもフランス映画(ドイツ合作)だし・・・ということで
期待が高すぎたかも。
もっとほんわか笑えるドラマかと思ったけど、
ちょっと哀切すぎた。
なんつうか
人生の秋を通り越して晩秋のムードというのかしらん。
初期の認知症が見られるダンナ、
ダンナに内緒で実は重病な妻など、
ほぼ80歳がらみの彼らのあぶなっかしさは、
その発言や行動ではなく
リアルに体調の問題なんですよねえ。
認知症のボケかたはリアルだけど
重病なジェーン・フォンダは元気すぎたりと
(まあスタイルがよくてビックリしましたが)
シビアさとファニーのバランスも、
どこかちぐはぐで。
1970年生まれのスティファン・ロブラン監督は
5年かけて、本作を完成させたそうですが
この年代を描くには
ちょっと、まだ早かったのかもしれないですね。
なにより
画面の平均年齢が高すぎて、
若い青年が登場して
かなりホッとした自分に笑いましたよ(笑)
★11/3(土・祝)からシネスイッチ銀座で公開。ほか全国順次公開。
「みんなで一緒に暮らしたら」公式サイト