カトリーヌ・ドヌーヴ、来日しましたね
本作ではなく
東京国際映画祭に出品される「しあわせの雨傘」(来年1月公開)
のPR来日でしたが
ちょうどこの作品が公開中だし
こっちのほうが
ドヌーヴ貫禄ありだったのでご紹介。
「隠された日記」72点★★★
娘、母、祖母と3代にわたる
“女”を描いた物語。
奇しくも同じ女三世代をテーマにした
「flowers」ってありましたねえ。
失礼ながらあれがてんで
お子ちゃまに見えちゃうような
さすがフランス、といった深みを
感じる作品でした。
キャリアウーマンのオドレイ(マリナ・ハンズ)は
久しぶりに実家に帰省する。
だがオドレイと母(カトリーヌ・ドヌーヴ)は
すぐにぎこちなくなってしまう。
そんなとき
オドレイは祖父の家で
祖母が残した日記を見つける。
祖母は50年前、まだ幼かった母を残して
突然家を出ていたのだ。
なぜ祖母は出ていったのか?
なぜ母は祖母について何も語ろうとしないのか?
日記を読むうちオドレイは
母と自分の関係についても考えはじめる。
そしてすべてが明らかになったとき
待っている衝撃の事実とは……。
母と娘のあいだには
かならず何らかの因果や葛藤があるもの。
だから同性に命を継ぐことは
そうした女の業を継ぐことでもあるってわけで
正直なところ
こういうのって男性には
少々わかりにくいのかなと番長は思います。
逆に自分にとって
母と息子の関係って
本当のところはわかってない気がする。
父と息子は
なんとなくわかるんですけどね。
だから、まあおあいこですね。
ともかくこの映画には
非常に入り込めました。
母と娘の表立ちはしないものの
さざ波のような不協和音が
とても繊細に描かれているんです。
これはやはり女性監督ゆえかもしれませんね。
そうこうするうちに
ミステリー的展開になるのも意外でした。
それに
ドヌーヴの存在感も
やはり圧倒的ですからね~。
それにしても彼女は
この冬、本作のほか
「クリスマス・ストーリー」(11/20から公開)
そして「しあわせの雨傘」(来年1月公開)
と出演作が目白押し。
ますます脂の乗る67歳に注目です。
★10/23から銀座テアトルシネマで公開中。ほか全国順次公開。
「隠された日記」公式サイト
本作ではなく
東京国際映画祭に出品される「しあわせの雨傘」(来年1月公開)
のPR来日でしたが
ちょうどこの作品が公開中だし
こっちのほうが
ドヌーヴ貫禄ありだったのでご紹介。
「隠された日記」72点★★★
娘、母、祖母と3代にわたる
“女”を描いた物語。
奇しくも同じ女三世代をテーマにした
「flowers」ってありましたねえ。
失礼ながらあれがてんで
お子ちゃまに見えちゃうような
さすがフランス、といった深みを
感じる作品でした。
キャリアウーマンのオドレイ(マリナ・ハンズ)は
久しぶりに実家に帰省する。
だがオドレイと母(カトリーヌ・ドヌーヴ)は
すぐにぎこちなくなってしまう。
そんなとき
オドレイは祖父の家で
祖母が残した日記を見つける。
祖母は50年前、まだ幼かった母を残して
突然家を出ていたのだ。
なぜ祖母は出ていったのか?
なぜ母は祖母について何も語ろうとしないのか?
日記を読むうちオドレイは
母と自分の関係についても考えはじめる。
そしてすべてが明らかになったとき
待っている衝撃の事実とは……。
母と娘のあいだには
かならず何らかの因果や葛藤があるもの。
だから同性に命を継ぐことは
そうした女の業を継ぐことでもあるってわけで
正直なところ
こういうのって男性には
少々わかりにくいのかなと番長は思います。
逆に自分にとって
母と息子の関係って
本当のところはわかってない気がする。
父と息子は
なんとなくわかるんですけどね。
だから、まあおあいこですね。
ともかくこの映画には
非常に入り込めました。
母と娘の表立ちはしないものの
さざ波のような不協和音が
とても繊細に描かれているんです。
これはやはり女性監督ゆえかもしれませんね。
そうこうするうちに
ミステリー的展開になるのも意外でした。
それに
ドヌーヴの存在感も
やはり圧倒的ですからね~。
それにしても彼女は
この冬、本作のほか
「クリスマス・ストーリー」(11/20から公開)
そして「しあわせの雨傘」(来年1月公開)
と出演作が目白押し。
ますます脂の乗る67歳に注目です。
★10/23から銀座テアトルシネマで公開中。ほか全国順次公開。
「隠された日記」公式サイト