本年度アカデミー賞、作品賞、監督賞ほか
主要4部門受賞!



でもね、これ、わかりにくいと思う(笑)

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」70点★★★★




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ヒーロー映画「バードマン」で
世界的なスターとなった俳優リーガン(マイケル・キートン)


しかし、彼は長いスランプの中にいた。

現状打破のために
主演、脚色でブロードウェイの舞台に立つことにしたものの、

プレビュー公演を前日に控え
トラブルがリーガンを襲う。

果たして彼は、再び自分を見つけ出すことができるのか――?!


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動くカメラが俳優をずっと追いかける
ワンシーンワンカットの異様に長い芝居が続く。

それは
ドラムのベースリズムに合わせた
ジャムセッションのような
見たことのない映像で


どうやって撮ったんだ?!

新しさを見る楽しさあり。

しかも
主人公にはあまり意味のない(苦笑)超能力があり、
映画の諸処に、さまざまなギミックというか、謎かけがある。
ふーむ。
全体的に、たしかにおもしろい!んですけど

これを人におもしろいと勧める自信はないな(笑)

主演のマイケル・キートンはともかく
エドワード・ノートンが出る映画って、
ワシ的にはかなり似てる「うーん」なテイストがあるんですよねえ。
アメコミヒーローものばっかりで
中身、薄っ!な
いまの映画界を皮肉りつつ

でもさ、オレさあ、それに負けてんだよ、という
主人公のキッパリしたヘタレ感とか
すっげ、いいんですけどね。

ともあれ
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は
絶対、作品賞クオリティだった
「バベル」(06年)の雪辱を
これで果たしたのかなと思います。


★4/11(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」公式サイト