ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

熊野本宮大社、熊野古道を歩く

2013年12月08日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 みなべから国道42号線、311号線、168号線を走って熊野本宮大社に着いたのが10時過ぎ。駐車場は鳥居の左側から入ったところに無料駐車場がある。
 


ここから大社正面の鳥居をくぐって石段を登る。鳥居は意外に質素だ。
第一殿から第四殿まで参拝して、国道の向かいにある熊野世界遺産センターで熊野信仰を学ぶ。ここの事務所で熊野古道の発心門王子から歩きたいと相談したら、ルートマップのコピーをくれた。歩行の行程は7,7キロ、2時間半ということだった。くるまに戻って靴を履き替え、水や防寒具、ストックなど一式を準備をして、郵便局の隣のお弁当屋でめはりすしを買った。発心門王子行きのバスは11時20分。待っている間に15人くらいの人がバス停に並んだ。

 発心門王子近くになると運転手が、この左に入っている道が熊野古道です、気づかずにバス道を歩く人もいるので注意してください、などと教えてくれた。
 終点、発心門王子ではちょうど観光バスが到着したところで、熊野古道のガイドらしい人が乗客を集めて説明していた。靴紐を結びなおしながら聞こえてきた中身からすると、熊野古道のハイライトを何箇所かつまみ歩き(食い)するツアーのようだ。ああ、それはいいアイデアだ、と感心した。
 
 歩き始めて100メートル位はバス道だが、熊野古道のルート案内に従って右に折れる。しばらくは地元の住民の生活道路、軽自動車がぎりぎりの舗装道路を歩く。
 
 1.7キロ歩いて水呑王子から先はいよいよ山道。といってもちょっとした遊歩道のようなもの。快調に歩いていく。
 
途中、また少し広い生活道路に出た。いくつか無人の産直品販売スタンドが出ている。自家製の梅干もいいが、他所にはまれなしょうがの梅酢漬けが美味しそうだ(酒のあてにもなる。低カロリーで梅干より減塩)。ということでしょうがを買った。
 
上右は地元の「富士」、百前森というそうだ。
 
 ちょっと地道になったと思ったら、すぐに伏拝王子の休憩所。ここの左手を上がると下の方の谷間の隙間から、昔の本宮大社(大斎原)を伏し拝むことができて、感動した場所ということのようだ。

この休憩所では先行していた20人くらいの団体客が昼食を取って、数人ずつ出発するところだった。自分もここで めはりすしの昼食。
 昼食後はずっと地道を歩く。先行したグループは若い人たちだが、数人ずつしゃべりながらのんびり歩いている。その人たちを次々に追い抜いて、本宮の北にある団地に出てきた。ここからほんの少しで、本宮の裏側の鳥居に出た。


 昔は熊野詣では旧社地の大斎原が終点のはず。自分もそこまであと少しの道のりを歩く。
発心門王子から大斎原の大鳥居まで2時間の行程だった。かなり頑張って歩いたね。
 そこそこ運動したところで温泉!今日はわたらせ温泉の大露天風呂。温泉雑誌の無料入浴券があったので利用させてもらった。ここは内湯は一つで露天が一から五の湯まである。たぶん同じ源泉だと思うが、露天はちょっと熱いのからぬるいのまで区分してある。ぬるいお湯は若干にごっているような気がした。ぬるいお湯にゆったり浸かって、熊野古道歩きの疲れを癒した。
 温泉のあと、新宮まで出て買い物。その後国道42号線を西に戻るように進んで道の駅「なち」が今夜の車中泊地。

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