演劇やまと塾公式ブログ

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 本番終了。

2007年11月03日 22時50分31秒 | Weblog
 桜ヶ丘学習センター演劇フェスティバルが無事終了した。今回はうれしい事がふたつあった。市内在住の絵本作家、手塚カズ先生御夫妻が御来場してくださった事と、大和高校演劇部との共同企画ができた事だ。

 手塚先生には終演後にご挨拶をお願いした。手塚先生は感想どころかやまと塾の応援までして下さりました。ありがとうございます!



 大和高校との出会いもよかった。今回の出会いを発展させるために、顧問の小杉先生と今月末に合同ワークショップを企画した。市民劇団と高校演劇部の合同ワークショップは初めての試みだ。やまと塾に新たな風が吹くだろう。今回の作品「約束少女」も途中途中で見たがパワフルな舞台だった。構成も良くできてて凄いなぁと思いました。ただ、もう少し言葉や動機を緻密に創ればもっと面白くなるなぁって思いました。今後の活躍が楽しみです。




 さて、やまと塾の「あしたへつづく道」の話しだが・・・。

 よく出来たと思う。題材は絵本だが大人の芝居として仕上がった。しかし・・・もっともっと良くなると思った。それぞれがんばってるのは感じられるんだけど、もっと自分の演技を問い詰め深いところまで追求してほしい。たった一行のセリフでも、それを言うには動機が必要だ。動機を感じられないセリフは人の心を動かさない。それは単なる「形」であって「言葉」ではないからだ。それともうひとつ。自分の役やセリフだけでなく、もっと作品を大切にしてほしい。作品を愛さなければ自分の姿(役)なんて見えてこない。この作品の中で自分の役はどういう意味があるのかを作品全体を通して見てほしい。感じてほしい。

 何か課題ばかり書いてしまったからいいトコも書くか。(滅多に書かないですが・・・。)

 今日は母さんネズミ(星野さん)の気持がよく見えていた。その結果、後半の話し合いのシーン(母さんが先にお星様の世界に行く件)も進行係(実は未来のネコのクルミ。山下智代さん)の母さんネズミに対する懐かしい気持が見えて綺麗なシーンに仕上がっていた。ネコのクルミ(石田柚香利ちゃん)も俳優としての成長が少し見えて今後が楽しみだ。

 まぁ完璧な舞台なんてのはない。いいトコもありゃ悪いトコもある。だから次の作品を創るのが楽しみなんだよネ!

                          KAIZUKA