サー泣いても笑っても、ゲネ&本番まで約1週間。
いつだったか「稽古で出来ない事は本番でもできないですよ!」
との演出家の言葉がありました。私は、
昨年の本公演「ハートフル ハート」のゲネプロ当日に、演出家 が言われた言葉を思い出しました。
それは「ゲネプロは、本番と同じですよ。スタッフの方、キャストの皆さん。ここでできれば本番でもできます。ここできないことは本番でもできません。」というような力強い言葉でした。
あの時の緊張感がついこの間のように蘇ってきた。
未だに役のキャラを完全に自分のものとしていない。
今はただ、ひたすら稽古を頑張り、
本番の成功を願い自分自身に改めて気合いを入れた。
本番と言うと、日曜日。
やまと塾の若者グループの「歪んで見える愛」を観に。
私自身、まだ「大晦日」が、納得のいく芝居が
出来上がっていないのに、
フレッシュ組への親心と言うか、仲間意識というか、
少し心配しな がらの応援だった。
と言うのも、公演間近の キャストの変更、それに稽古日数が少ないうえに、全員がなかなか揃えないということを小耳に挟んでいたので、
成功を信じながらもいくばくかの不安も・・・
しかし、さすが。
各自のキャラがうまく表現できていた。若者はセリフの覚えも早いし 男子の衣装もオシャレだった。 本当にお疲れ様でした。
その勢いで、やまと塾にも、今まで以上に、新風を吹き込んでね。
やまと塾の「歪んだ愛」の前に演じられた
ADDの芝居 「喫茶 海音〔あのん)」
湘南のある小さな喫茶店内の情景。
コーヒーやサンドなど一部本物も。
しかし、マスターの当て振りには、学べるものがあった。
演出家がいつも言われている当て振り。
ああ、こういうことなんだと納得した。
マスターが、本物のコーヒーを淹れているようなそんな丁寧な仕草が
「大晦日」の宴会の飲み食いするときの様子と重なった。
その 酒盛りしているときのリアリティーが・・・
これからの稽古で 、どこまで出せるか大きな課題です。
ここまできたら、今まで以上に、ゲネに向けての毎回の稽古、
それが本番につながると言う確固たる意識と信念を持って
稽古と舞台に臨 まなくてはいけない。
40年前に、青春を共有したすばらしい仲間たちと
後悔が残らないような舞台になるように
一丸となってがんばりたいと思います。
かっちゃんでした