花には無常の雨。お久しぶりの水野です。
昨日まで下北沢「劇」小劇場での公演があった名取事務所公演
「The Monument」(記念碑)を観劇しました。
現代カナダ演劇 作:コーリン・ワグナー 翻訳:吉原豊司
演出:小笠原響 出演は二人で、寺十 吾(じつなしさとる)
森尾 舞(もりおまい)
戦争の悲惨さを正面から伝える過激な芝居で衝撃的でした。反戦へのメッセージが強く伝わりました。自分や今の社会へ、喝を入れられたように感じました。楽しくもない劇ですが、だから公演の意義があるし、感動もあるのだと思いました。
役者さんの熱演は言うまでもありません。長いセリフをはじめは目隠しをされ、椅子に縛り付けられた男性が話し続けます。すごいです。ほぼ素のままの舞台。白く茶色の砂が飛びはね、最後は本当に衝撃の舞台となります。
セリフの言葉が直截で、よく耳に入りました。翻訳力で、作品は左右されるのですね。吉原さんも会場にお見えでした。が、外国の方とロビーでお話し中でしたので、ご挨拶は失礼してしまいました。
年々せっかちな性格でが見えてしまいます。いつもせかせかしていて、反省はするのですが、またくりかえしてしまいーー。直りませんね。
芝居をみると、エネルギーを使うのか空腹になり、焼肉屋さんで食事をしたのち帰宅。娘が一緒だったので安心で、よい観劇日となりました。
水野 昂子