青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

どうなる?ゴルゴ13 ~さいとう・たかをさん死去

2021-09-29 | 日記
「ゴルゴ13」の劇画家さいとう・たかをさん(本名・齊藤隆夫)が24日午前10時42分、膵臓(すいぞう)がんのため亡くなっておられました。84歳でした。驚くと共にとても残念です。合掌。
 
 
1968年11月から連載がスタートした「ゴルゴ13」。僕は1970年から愛読して来ました。随分きわどい描写もあり、子供には早すぎた作品だったかも知れませんが、その内容は洋画好きの僕にはとても面白い・興味深いものでした。以来、これまで読み続け、コロナ禍で自分に何かがあって最終回が読めなかったら・・と考えたほど隔週で楽しんで来ましたが、遂にこの日が来たかという思いです。
 
ビックコミック最新エピソードの「ゴルゴ13」の絵が、ゴルゴ本人の絵は別として、余りにもこれまでと違い、物凄い違和感を感じていたのですが、作画担当者が変わってしまったのかも知れません。
 
「ゴルゴ13」の連載は、さいとうさんの遺志のもと、スタッフと編集部が協力して今後も継続の予定だそうです。確かに作品は何十年も前から、脚本や作画などが完全分業制の下で作られて来ましたので連載継続は可能でしょうが、さいとう氏がお亡くなりになったことで、今後の作品の質の低下が心配です。
 
以前から最終回の構想は完成していると、さいとう氏は語られていました。「ゴルゴ13」の最後だけはダラダラと続けずに、綺麗に幕を降ろしてもらいたいものです。
 
ー閑話休題ー
 
東京を歩いていると、いろんな所で「ここは❗」と思うような場所や人にも偶然出逢うことが多く、それは日々の仕事における楽しみでもありました。
 
東京・中野に所要で行ったことがあります。中央線・中野駅から少し南東に歩いた大通り沿いに、僕は「さいとうたかをプロダクション」を発見しました。3階建てのピンク色のビルでした。
 
玄関が開いていたのをいいことに、「すみませ~ん」と階段を2階に上ると、そこにいたのが紛れもない国際的スナイパー「デューク東郷」その人でした。
 
 
「用件を聞こう!」と威圧された僕は、さいとう氏不在だったため(いちいちファンに会ってられないので居留守だったと思いますが)、サイン本を1冊貰って帰りました。(感激)
 
ゴルゴ13を通じて僕が得た国際社会の知識は、実際に海外に行った時に本当に役に立ちました。ゴルゴは架空のキャラクターで、物語がフィクションであっても、描かれている作品中の国際情勢や各国の様子は全て本当でした。
 
これほど役に立つ漫画を、「難しい」「字が多い」と読まない人が世の中に多いのは、もったいないことだと思います。

あり得ない「ATM」

2021-09-29 | 地球を歩く

今では僕も見慣れましたが、初めて見る人は驚くだろうな・・と思うものが、アメリカにはいくらでもあります。

もちろんアメリカ人が日本に来て、驚くものもいくらでもあります。アメリカでは、電車が走っている街が少ないので、日本の鉄道網や整然とホームに並ぶ人々を見て驚く・・これは有名です。でも、本当に海外から来た外国人が日本に来て、驚くものランキングをつければ、まず間違いなく1位になるものは何だと思います?数年前まで、これは間違いなく「マスクをした人が多い!」でした。コロナ禍の前までは。これが世界中で当たり前の光景になったのは、本当に悲しいことです。

さて僕が、アメリカに来て驚いたもの、それはアメリカの銀行のATMです。普通のATMではなく、ドライブスルーのATMがあるのです。

大都市にあるものは、このようにまるでガソリン・スタンド。間違って給油に入ったこともあります。やや郊外になると、30坪くらいの敷地のド真ん中に、1台だけATMがあったりします。それを先に見つけたのですが、「あれ何?」と思わず聞いたほど、インパクトがありました。こんなものに土地を使って採算が合うのか?そう思ったわけです。

ショッピングセンターの中や、コンビニのようなお店の中にあるのは理解できますが、ポツンと1台だけATMがあるのは、校庭のド真ん中に、郵便ポストがポツンとあるのと同じくらいの強いインパクトです。

もっと驚いたのは、そのATMの使い方でした。預金する時、お金をいれたら金額が表示され、「確認」ボタンを押すと思うでしょう?その時は違いました。お金を封筒に入れて、金額を表書きで明記します。そしてそれをATMに、車の窓から入れる。ATMはお金を数えてくれません。大丈夫なのか、銀行で尋ねると、「ATMでは預金しない方がいい」って。(笑)引き出しはATM。預金は銀行の窓口でしましょう!

そんないい加減なと思うでしょうが、そもそも貯金通帳が無く、ネットで全部管理ですから、これはもう文化の差としか言いようがありませんね。