関大の近くに、昔よく利用した「古本屋」があったのですが、今も残っていたことに驚きました。
関大前駅から、社会学部の中を通り抜ける道を使わず、由緒ある昔からの正門へと続く「目抜き通り」から、1筋中に入った道沿いにあるお店。
その名も「文砦」❗️
4年間関大に学んだ学生でも、ここを知らない不届き者がいるくらいです。これからも、長く営業を続けて頂きたいと思います。青春の思い出が1つでも残っていると嬉しいですね。
古本屋が4~5軒、電気屋(オーディオも置いていた)さんやレンタルレコード店も早々に開店した往時の目抜き通りも、今はラーメン屋と居酒屋ばかりの通りになってしまいました。学生街に欠かせない喫茶店もほとんど残っていません。残念なことです。 学生会館の自販機の珈琲などで、ガヤガヤと集まって話す・・それが楽しいのでしょうか・・。
僕らはジャズ喫茶で、マスターからいろんなことを教えてもらいました。その大人からの情報に、どれだけの価値があったことか。
学生同士でも先輩後輩の関係ではなく、同じ学年の友人同士でのみ情報交換。社会に出る前に社会を垣間見る機会が激減し、自分の将来が見えなくなって「自分探し」と言いながら、更に内側に引き籠る。大切なものは自分の外側にある。若い人には広く世間を見て欲しい。自分の今いる場所が世界の中心ではないし、もっと違う場所があるのです。