青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

針山 ~71年も使っている裁縫道具

2021-04-16 | 昭和・思い出は色褪せない
実家でふと目に付いたミシンの横にあったもの・・
 
この針山は昭和25年、母親が中学を卒業後すぐに洋裁店に勤めた時、そこの先生が作ってくれたもので、それから今日まで71年間使われているものです。僕が物心ついた時からあるので、いつから使っているのかを訊いて判明しました。
 
 
指ぬきもずっと使っているもので、いつからかは分からないけど古いものです。ボタンを入れているカンカンは、僕が子供の頃に使っていた天花粉(ベビーパウダー)のもので、その当時からずっと使っているものです。
 
職人が道具を長く大切に使うということに、とても感銘を受けました。
 
僕は赤ん坊の時から母親の仕事を横で見ていました。仕事をしながらの母親が、文字の読み書きや計算を、物心ついた時から教えてくれました。母親の仕事場のゴミ箱に、「鉄人28号」や「鉄腕アトム」のガムなどの付録のシールをペタペタ貼り、床に落ちているマチ針を見つけて拾っては、この針山に刺していました。
 
小学校の家庭科の授業での手での裁縫やミシンを使っての裁縫も、僕は先生よりも上手で周囲に驚かれました。針に糸を通して遊んでいたりしたので、1発で通す速さにも驚かれたのを思い出します。血のなせる業なのか、単に毎日見ていたからなのか・・。
 
親子の会話に花が咲きました。(笑)


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