青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

1972年・千里ニュータウン興行 ~アントニオ猪木

2021-05-09 | 昭和・懐かしい北摂の風景

これは1972年(昭和47年)3月に旗揚げした新日本プロレスが、最も観客動員に苦戦していた苦難の時代の興行写真です。



7月24日の「ニュー・サマー・シリーズ」の開幕戦。場所は大阪・豊中市上新田千里インター横広場。千里ニュータウン前での野外試合でした。この時の記録を残していました!左が勝ち選手です。

第一試合 リトル浜田(逆エビ固め)木原伸一
第二試合 魁勝司(背骨折り)藤波辰巳
第三試合 レオン・バクスター(首固め)木戸修
第四試合 サパタ・マルチネス(反則)山本小鉄
第五試合 豊登(逆エビ固め)ディック・ダン 

バトルロイヤル8人参加 藤波(逆エビ固め)浜田

セミファイナル コーア・チキ(反則)ハロルド坂田

メインイベント 猪木・柴田勝久(2-1)ボビー・キャッシュ&エニー・ラスター
①柴田(片エビ固め)ラスター
②キャッシュ(片エビ固め)柴田
③猪木(体固め)キャッシュ

メインは3本で30分弱、観客を魅了していました。地方だからと手を抜いて早く試合を終わらせていたら、次回お客さんは来てくれません。猪木を先頭に、「次は知り合いを連れて来てくれる試合」を心掛けていました。懐かしい写真です。

木原はこの日がデビュー戦。このシリーズからやっと、バトルロイヤルを含めて、初めて8試合が組めるようになりました。有名外人レスラーなど1人も呼べず、「猪木が出場する新しいプロレス」が、唯一の売り物の時代でした。

本当に「闘魂」だけを選手一丸となって見せていた、素晴らしい時代の試合を観戦できたことは、今から思えば幸せなことです!



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