書店で偶然出会った「あぶさん」の新刊 先月末に発売したところです。
手に取ると巻数が書いていない。そもそもあぶさんは2014年に、景浦のホークス退団をもって連載終了し、107巻で完結したハズ。
実はこれ、故水島新司さんの追悼のような1冊で、2018年の水島の画業60周年&ホークス球団創設80周年記念の読み切り作品と、水島が最後に発表した「絶筆」作品の2編に番外編を加えたもの。いづれも高校野球と「あぶさん」との交流を描いた作品が収録されています。
思わず買いました。水島さんは昨年2022年82歳で亡くなりましたね。野球が本当に大好きな方でした。
僕が子供の頃は王・長嶋の全盛期、ジャイアンツが球界の盟主としてそびえ立っていた時代。漫画もジャイアンツを舞台にした作品ばかりでしたが、そこに現れたのが「あぶさん」。高校野球~社会人野球、そして「プロ野球ニュース」よりも先に「パ・リーグ」にフォーカスした大人の野球漫画は最高に面白かった。
この灼熱の夏に、今まさに甲子園で球児たちが戦っています。高校野球が続く限り、プロ野球は不滅だし、その先に日本人のメジャーでの活躍も続いて行くことでしょう。いかに底辺を広げていくか。これがスポーツには最も大切なことです。