青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ブラタモリ? ~蛍池・麻田公園・大同川

2025-02-09 | 昭和・懐かしい北摂の風景

昔の懐かしい写真を持って、その土地を散策する。そして現在の場所を特定する。その変わり様を観るのは、とても楽しい作業で健康的な散歩です。昔と現在を一致させる時に参考になるのは、まず川。川は無くなっても、いろんな形で形跡が残っているのでとても重要です。10年~20年の幅であれば、電柱や電柱に残っている「質屋」の看板も重要な手掛かりです。

大同川(おおどがわ)は、待兼山の西のふもとから流れ出て、丘陵に沿って南流し、阪急電車・宝塚線・蛍池駅南方で西へ曲がり、旧農協倉庫前(下の写真つき当り)でまた南流する。

この辺りは麻田藩陣屋の南の堀に利用されていたと言われています。写真は昭和30年頃。昔は綺麗な水で、各家は石段を作り、水際に降りられるようにしていました。そこで洗い物などをしたと言います。

現在は一軒家がマンションや駐車場になってしまいました。川の左側は昔は池で、医療機器(注射器など)の違法廃棄が行われたりもしていましたが、昭和40年代に埋め立てられて、上の写真のように麻田公園となっています。タコの滑り台は、公園が出来た時から今も残っています。公園の向こう、駐車禁止の標識の後ろの白い建物は交番で、昭和40年代までは駐在所で、お巡りさんが寝泊まりしていました。

川の右側、マンションの手前には祝静光先生の名門・書道塾があり、子供から大人まで多くの塾生で賑わっていました。今ではその跡も残っていないのは寂しい限りですが、書道を習おうという人も減り、ワープロからパソコンが普及して、字が下手な人ばかりが増えたと思います。僕などは今でも、綺麗な女性でも字が下手だと幻滅してしまいますし、男性で字が下手な場合は、馬鹿なんだろうと思います。

 



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