青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

関西大学・正門前の風格と町並み

2023-04-01 | 昭和・懐かしい北摂の風景

僕は「桜」は学び舎にこそ、最も似合うと考えています。日本全国に桜の名所はいくつもあり、それぞれが本当に美しい。でも、日本中のどこにでもあり、みんなの心に残っている桜は、小学校、中学校、高校、大学等の学び舎の桜ではないでしょうか。

入学時、卒業時の風景と共に、心に残っているのが桜です。

関西大学正門前の駅から続く坂道の桜は、寄贈されたもので何十本とあったそうです。僕が学んだ頃には、それが写真に写っている最後の1本になっていました。写真は昭和52年(1977年)のものです。

桜の左は、長く学生や大学職員に愛された丸見屋食堂です。

正門から学内にかけては、かつての学生運動の名残も見ることが出来ます。

こちらは現在の正門前。正門は立派な新しいものに建替えられましたが、門前のお店は寂れています。これは、駅から正門に続くこの道を使う学生が激減したから。駅の前から社会学部の敷地を通り抜け、正門をくぐらずとも学内に入ることが出来るように、数年前からなったからです。

関大の学内には桜の木が数多くあり、周辺住民も花の季節には学内を散歩し、桜と春の陽気を楽しんでいます。

でも、大学正門前の風格はどうでしょう?僕は昔の方が140年近い関大の伝統を伝えていたと思います。東京大学の赤門のように、関大も正門に伝統を感じるようになってほしいですね。



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