公的な施設の場所は、なかなか変わらないことが多いので、郷土史というほど大袈裟なことではありませんが、自分のホームタウンの歴史を調べ楽しむ上で、最初に取り組みやすい。町の図書館などで古い郷土史の本を調べても、いろいろなことが書かれています。下調べをしてから現地に向かえば、なるほどと思えることが多いものです。
さて、大阪北摂に住んでいる皆さん、ここはどこでしょう?
垂れ幕や看板から想像できると思いますが、ここは池田警察所です。
大正時代に建てられた建物を、戦後もかなり経つ昭和38年頃に至るまでず~っと使っていました。この写真は昭和37年(1962年)のものです。戦後の一時期は、GHQの方針で市営(自治体警察)だったこともあります。
ただし、この写真は現在の場所とは違います。現在ここは、池田公共職業安定所・ハローワーク池田になっています。後ろに見える五月山は変わりませんね。
大正期に建てられた池田警察は昭和38年に、もう少し南東の池田小学校敷地だった現在地に移転しました。池田警察所も、お向かいの市役所のようにそろそろ綺麗な施設に建替えて欲しいものです。伝統も良いのですが、もう少し開放的にして、何かあった時に市民が足を運びやすい場所にして欲しいですね。維新が池田市長なので、財布が閉まっているのかも。