現在も大阪・JR吹田駅前にある商店街「栄通り商店街」ですが、半世紀・50年近くも経てば、景色はすっかり変わってしまいました。同じ「栄通り商店街」と言っても僕と今の若者とでは、全く違う商店街です。
いつも思うのですが、戦前・戦後で同じ場所の景色が全く違うのは納得出来ますが、昭和も50年を過ぎてからの景色と現在の景色は、どちらも自分が過ごして来ただけに、余りにも大きな変化に驚きます。
昭和50年のJR吹田駅前にある「栄通商店街」、道路拡幅前の商店街北側ゲートです。現在のメロード通り地下道出口付近。通りの両側に店舗が並んでいます。
右奥に建築中の吹田さんくすの駐車場が見えます。通り右側の商店街はこの後取り壊され、拡幅した道路に面して駐車場の入口が開きました。
僕の目にはどうしても、綺麗になった現在の町の景色の方が寂しく見えます。実際には車椅子でも通行し易い現在の方が暮らしやすいのは明白ですし、他にも災害時のことを考えても現在の方が素晴らしい町並みです。他にも現在の方が優れている点ばかりでしょう。でも、昭和の雰囲気に僕が惹かれてしまうのは誰にも止められないし、思い出が美化されるのは仕方がありませんね。