青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

80年代心斎橋 ~今とはこんなに違いました!

2022-01-22 | 昭和・懐かしい大阪の風景

昨日に続き、心斎橋筋の80年代を歩いてみましょう。例えが古いのですが、僕が知っている藤子不二雄原作の「怪物くん」や「パーマン」の主題歌は、僕の後輩達が知っているそれらとは違います。「オバケのQ太郎」は主題歌どころか、そもそも僕が知っているのは白黒アニメです。心斎橋のパルコも同じで、僕の知っているパルコはここです。

今のパルコは、そごう本店として1877年に開店し、2005年にそごう心斎橋本店として新築された建物を全面的にリノベーションした建物に入っています。かつては、そのすぐ近くの写真がパルコでしたが、1度大阪から撤退。約9年ぶりの2020年11月20日に、再び大阪・心斎橋への出店を果たしたのが現在のパルコです。

だから、僕のような年寄にはパルコはパルコでも、今のパルコは別物です。昔のパルコはソニータワービルの筋向いにあった、女性向きのファッション専門店ばかりを集めた8階建てのビルでした。7~8階は、イタリア料理・フランス料理などが入っていて、買い物は夜8時まで。食事は11時まででした。80年代に「パルコ」は、ダイハツが「ミラ・パルコ」という名前の軽自動車の限定車を、パルコと提携して発売したほどの人気でした。

そもそもソニータワービルの筋向いと書きましたが、ソニータワービルが現在はありません。(笑)

心斎橋筋の長堀橋よりにあった9階建て、72メートルのソニーのショールーム専用のビルでした。全体がソニーの商品展示場で、オーディオ・ビデオなどのあらゆる製品が揃っていました。ソニー・プラザもあり、輸入雑貨も手に入りました。

近くにある「ホテル日航大阪」は、昭和57年(1982年)9月にオープン。地下2階は飲食店、ディスコ。地下1階はショッピングフロア、1階は日航カウンター、2階はフロント、客室は11~30階でした。

心斎橋に買い物に行けば、必ず立ち寄ったのが「ヤマハ」。

レコード、CDの品揃えが豊富で、エレクトーンを無料で教えてくれるお姉さんがいたりして、音楽ファンなら1度は覗いたことがあるお店でした。

トラッドファンが好きな「ビバリーヒルズ」、ドイツの糸切りバサミ、フランスのロココ調鏡、アメリカのミッキーマウス型電話などを置いていた「リチャード」。書道用品の専門店「竹翠書院」、女の子がよく行く「玉屋」、2階に喫茶室のあるケーキ・ショップ「インナートリップ」。

お酒なら朝4時までやっている、のど自慢道場にもなっていたパブ「泥棒貴族」、ステンドグラスに飾られたパブ「リバティーハウス」、心斎橋タワービル8階にはラテンやポップスのライブが毎晩あるメキシコ料理店「エル・パンチョス」等のお店も忘れられません。



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