先日は梅田の市電について「梅田善源寺町線」と、野田と天六を結んでいた「阪神北大阪線」をご紹介しましたが、大阪のど真ん中には子供の僕が把握出来ないくらい、いろんなチンチン電車の路線がありました。
大阪駅前~淀屋橋間を結ぶ市電は、昭和41年(1966年)7月1日に廃止されましたが、写真は梅田の阪神百貨店脇にある「電停」で、路線廃止のその日に撮影された1枚です。
背後に写っているのは阪急百貨店。車両は市電最後の型式となった3001型(昭和31年新造)で、方向幕は「上本町あべの」となっています。
市電・バス・増える自動車と、昭和の時代、梅田のど真ん中はいつも活況を呈していました。そして、その風景も、常に変わって来ました。