北野劇場が、ナビオ阪急上の映画館の1つに成り下がったとは言え、新築の綺麗な劇場には豪華さがありました。70年代に映画の試写会と言えば、本町の御堂会館や朝日放送のホール等が有名ですが、映画館の夜を借り切って行うこともありました。
この新しい北野劇場で行われた華やかな試写会がありました。プレイボーイ誌が主催したもので、作品は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でした。上映時間も長かったけれど、話題の映画に話題になる試写会を持って来たのです。これに当選した時は嬉しかった。
北野劇場の入っていた、梅田東宝会館の前で撮影した写真がありました。
昭和51年(1976年)5月の光景です。
写真右端には、百又ビルの映画館の案内まで小さいけれど写っています。百又ビルの映画館は「シネマ1」「シネマ2」「シネマ3」と、3つの映画館がボーリング場と一緒にありましたが、今はもう閉館してしまいました。
写真の中の北野劇場は「危険なめぐり逢い」を上映中。シドニー・ローム、マリア・シュナイダー主演、監督は忘れたけど、音楽フランシス・レイの映画でした。この2人の主演女優の名前、知っている人は映画ファンだと認定します。古い名前になってしまいました。