アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

名護市民の~「意地と誇り」

2014年01月23日 | ドラミング
19日に投開票された沖縄県名護市の市長選挙は、同市辺野古の海を埋め立てて、米軍のための巨大基地を自らの手で建設するのか否かが問われる厳しいものであった。

結果は、これに反対する現職の稲嶺市長が、対立候補に大差をつけて再選された。
名護市民は、「500億円の名護基金」などをちらつかせて対立候補を肩入れした石破自民党幹事長の露骨な懐柔策を避け、「意地と誇り」を貫いた。

この間、ツイッターには種々雑多な「つぶやき」が氾濫したが、元宜野湾市長・伊波洋一氏が発信し続けた情報は、その立ち位置の明確さと信頼性のたしかさで、小生らを納得させるものであった。

同氏は選挙後も、次のような「つぶやき」と共に、貴重な情報を送り続けているのでご紹介したい。

伊波 洋一 (いは よういち) ?@ihayoichi ・ 1月21日
再選を果たした稲嶺進市長は一夜明けた20日からは日課の交通安全指導で通学の児童たちから「おはようございます」の声掛けに笑顔で対応した。交通指導の前に早朝ジョギングで5.5キロを走り終えた。子どもたちから「おめでとうございます」の声。



伊波 洋一 (いは よういち) ?@ihayoichi ・ 1月22日
今回の市長選挙は17年間も移設問題に翻弄され続けた名護市民の「意地と誇り」をかけた選択だ。それぞれの思いが交錯する17年だった。キク農家の青年は「一時的な金は名護の自立をさまたげる。いま汗をかいて自立を成し遂げたい」と語る。


コメント (2)

ますますの冴え~葉室麟著「この君なくば」

2014年01月23日 | 読書三昧
「この君なくば、一日もあらじが口癖でしたから」・・・

此君(しくん)堂の名は、「晋書」王徽之伝にある竹を愛でた言葉の~何ぞ一日も此の君無かるべけんや~からとったもので「此君」とは竹の異称だ、と著者は書名の由来を明かします。



物語~江戸時代末期、勤皇佐幕で揺れる九州・日向の伍代藩。
軽格の家に生まれた主人公「楠瀬譲」は、恩師・檜垣鉄斎の私塾「此君堂」の娘・栞と惹かれあう仲であったが・・・

葉室氏の近作ですが、彼の筆はますます冴えわたり、物語に引き込まれます。
コメント