アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

壮大な物語~火坂雅志著「気骨稜々なり」

2014年01月08日 | 読書三昧
好評だった2009年のNHK大河ドラマ「天地人」の原作者、火坂さんの近作を拝見した。



物語~室町以来のいくたの騒乱で、博多の街は、その都度灰燼に帰した。練酒を商う島井徳太夫(後の宗室)の店も灰になった。寝る間も惜しんで営々と積みあげて来たものが、武将らの気まぐれな領地争いから無残に踏みにじられて良いのか・・・。

そうした思いが、徳太夫をして南蛮貿易に駆り立て、そこで得た茶器などを武器に名だたる戦国武将たちに近づき、渡り合い、いくさなき世を求める器の大きな商人へと成長させていく。

博多の商人島井宗室の評伝なのだが、時代背景は、室町末期から秀吉の朝鮮出兵までと、戦国時代を俯瞰できるのも本書の特長のひとつ。

また、そのスケールの大きな物語を楽しく読んだ。何か、司馬遼太郎氏の時代小説を読むような心地よい後読感を味わった。(お勧め度:★★★)
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自分の手で~新しい基地を作るのか

2014年01月08日 | ドラミング
現存する沖縄の米軍基地は、すべて米軍による強制的な土地収用によりつくられました。

しかし、沖縄県知事による今回の辺野古の海の埋め立て許可によって、日本人が自らの手で米軍のための基地をつくることにつながりかねません。

そうした動きに、元沖縄タイムス編集局次長の徳吉さんは、「一坪たりとも造らせない」と語ります。



そのために、19日投票予定の名護市の市長選挙で、新基地建設に反対する稲嶺市長を当選させようと呼びかけます。この談話は、赤旗日曜版1月5日号に掲載されました
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