最近、拙宅のトイレでペーパーを引き出そうとして、ロールそのものがホルダーから脱落することが何度かあったので、よく見ると、ロールが大分小さくなっているためらしいことがわかった。
正確には、ロールの幅が、従来に比べ9mm狭く(短く)なっているという。
この件、過日の NHK BS のニュース番組で取り上げていたので知ったのだが、資材の高騰で採算が悪化した製紙会社が、販売価格を上げずに利益を確保するためにとった苦肉の策だという。
ただ、そこで悩んだのが、どのくらい小さく(幅を狭く)するかだ。
製紙会社の開発部門は、各種のロールホルダーを計測し、従来より9mmだけ幅を狭めれば、落下せずホルダー内に留まる実用的な「幅」を割り出したという。(拙宅のそれのように、まま脱落するものもあるようだ)
先にお伝えした「タクシーの初乗り400円」を含め、庶民の暮らしの周囲では、こうした努力が続けられているのに、やれアベノミクスで経済のファンダメンタルズは上がっているなどと言う安倍政権の説明を聞くと、もはやこの政権はおしまいだと思わずにはいられない。