陽子照射で、一旦消滅したかに見えた食道がんが再発した。
著名な作詞家・作家のなかにし礼氏のがん闘病記第2弾。B6版150頁の小冊子だ。
先に出た「生きる力~心でがんに克つ」では、食道がんの発症から陽子線による治療と完治までを扱っていたのだが、再発したがんは人一倍やっかいだった。
つまり、今度はリンパ腺との関連で陽子治療ができないのだという。
加えて、4時間半をかけて患部の切除に挑むも、癒着がひどく為すすべもなく撤退。
結果、患部が気管に達すれば、それは死を意味する切迫した病状から、抗がん剤治療を受けることになる・・・。
生死をわけるような病状が続く中、病と闘う力をどこからどのように得ることができたのか。