アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

現代トランス事情

2016年04月27日 | 音楽三昧

先日、網友からすごい写真が送られて来た。

レコードを演奏しているの図だが、プレーヤーの向こうに何やら黒い塊があり、そこへプレーヤーの出力ケーブルとアンプへ行くケーブルとがつながれている。

これは、レコードから拾い上げた極めて小さい電気信号を20倍ほど増幅するトランスで、最新技術を使って造られているという。

何が最新技術かと言えば、第一は線を巻き付ける鉄心の材質で、鉄にあれこれ添加物を加えることで音楽信号を忠実に伝達する材質にする。

第二に巻き線の材質と巻き付け方、第三に絶縁材料の質とその使い方、第四に出来上がったトランスの支持方法とケーシング・・・と、考えると気が遠くなりそうな数々の要素を吟味して、従来にはない「すごい」トランスが開発された。

写真に加え、このトランスを使って録音した音(マーラー交響曲第2番「復活」)を送ってくれたので聴いてみたのだが、仰天した。つまり、音のスケール感がまるで違うのだ。あたかもそこにコンサートホールのステージがあるかのような広大な音場が出現した。

これでまたひとつ、拙宅のオーディオに課題ができたと思った。

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