昨夜、札幌Kitaraでユンディ・リのリサイタルを聴いた。
久しぶりに、「納得」の演奏会だった。
オールショパンプログラムで、第1部は「バラード集(4曲)」、第2部は、すべての調の曲を網羅した「24の前奏曲」であった。
前回聴いたのはいつだったろうか。
15年前、18歳の若さでショパン国際ピアノコンクールに優勝した直後のリサイタルだったと記憶している。
その際もそうだったが、今回もKitara大ホールは、ほぼ満席の(主として)女性の聴衆で埋まった。
彼の演奏の特長は、弱音部の比類ない美しさだ。
昨夜のコンサートでも、特に、アンコールに弾いたノクターン(作品9-2)が素晴らしかった。この1曲を聴くためにここに来たと言ってもいいね、と家内とうなずき合った。