以前、「不機嫌な売り子たち」という記事を書いた。
田舎(ニセコ)に比べ、当地(都会)の売り子たちの何と素っ気ない、不機嫌な対応かとうんざりした思いを綴った。
今回、海外からの通販でトラブルに遭遇し、サポートセンターと数回やりとりしたのだが、そのスマートで親切な対応に接し感激した。
経緯はこうである。
円安の進行以来、この3年ほどは海外から物を買うこともなかったのだが、先週、従来欲しいと思っていたオーディオ部品がeBay(国際オークションサイト)に出品されていることがわかり、これを落札・購入した。
そこで、代金を支払うべく支払い機関(PayPal)の口座を操作をしても、一向に完結する気配がない。
そこで、サポートセンターに電話をしたら、まず、何語での対応を希望するか訊かれ、「日本語」と入力して待つこと5分。
電話に出た女性はシンガポール人で、流暢な日本語を話すだけでなく、そのスマートで親切な対応にはとても感心した。
要は、PayPalが採用している為替レートが(運用益を出すため)市場のそれより高く設定されていることから、支払い限度額を超えたのが原因とわかった。
以後の対応はメールのコレポンになり、身分証明書のコピーを送信することで制限が解除され、支払いは無事完了した。
こんな複雑なやり取りを、日本国内のサポートセンターは取り得るだろうか。また、真に顧客本位の対応を為し得るだろうか。