いきなりこんな表題を示されても困惑されるに違いない。
これ、ケルテスがロンドンフィルを振って録音したLPレコードなのである。
他に、「ローマの噴水」と「組曲”鳥”」が収録されている。
先にご紹介したウイーンフィルとの「新世界」同様、惜しまれながら若くして逝った(海水浴中に)天才指揮者の遺産なのである。
今回、改めて聴き、録音もしたのだが、その迸るような音の洪水に圧倒された。また、レスピーギというこれも天才作曲家の感性のすばらしさを体感できる。
ところで、「ローマの松」というのはどんな格好をしているのか、従来から興味があった。
そこで、昨年のイタリア旅行で注意して見ていたのだが、どうも日本のそれとは大違いで、こんな形をしていたから「ところ変われば~」と思った。