昨日、網友からハイレゾ版「ケルテスの”新世界”」が届いた。
元ネタは、1961年に録音されたLPレコードなのだが、貴重なテスト音源として広く知られている。
当時、弱冠32歳のケルテスが、名門のウイーンフィルハーモニーを指揮して描き出した録音史上最もドラマチックな「新世界」交響曲で、その名声は、今日に至るもいささかの陰りもない。
それほどの名録音だから、制作初期にリリースされたものを入手しようとなると大変だ。
つまり、オークションへの出品を始終監視し、出品されたら落札すべく追い回すのだが、なかなか思い通りにならない。たった1枚の中古レコードに10万円を超える値がつくこともあるという。
今回、友人が手に入れたものは、第2版もので4万円だった由。
早速、これをNASに収容して聴いてみたが、とてつもなくスケールの大きな音が飛び出してきて驚いた。ハイレゾ化もうまくいっていて、今まで聴いた中ではピカ一の仕上がりになっていると思った。