アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

日差し

2018年03月07日 | アーバンライフ

部屋の明るさで目覚めた。
冬季の寒さを防ぐ意味もあって、寝室の東側の窓は、終日厚いカーテンに覆われているのだが、今朝は、その隙間から明るい日差しが差し込んで部屋を明るくしていた。

これは、午前6時30分頃の拙宅南側の風景。
晴れて気温が下がった。-14℃ほど。道内の最低気温は、-22℃だった由。

昨日は雪が舞ったりしたが、今日は晴天で経過しそうだ。日差しは強く、すっかり春のようだ。

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イアン・トール著、村上和久訳「太平洋の試練」

2018年03月07日 | 読書三昧

先の太平洋戦争序盤~真珠湾からミッドウェイまでの海戦の記録。上下巻798頁の大作。

特に、空母4隻大破・撃沈という日本海軍最大の敗北を喫したミッドウェイ海戦の詳細な再現には圧倒される。

真珠湾や珊瑚海海戦で手酷い敗戦を喫した米国海軍が、何故ミッドウェイでは勝利することができたのか?

それは、米国の情報戦略の巧みさにあった。

ハワイを拠点とする米国海軍の秘密諜報部隊は、日本軍の暗号電文を解読し、日本によるミッドウエイ環礁への大規模な攻撃を事前に察知。空母3隻からなる機動部隊を派遣して待ち伏せ攻撃を行ったからである。

また、日本海軍の対応ミスも敵に塩を送る結果となった。

つまり、日本の機動部隊では、ミッドウエイ基地攻撃のための(艦載機の)爆装を行っている最中に、「敵機動部隊発見!」の報に接し魚雷装への転換を行ったのだが、この作業に長時間を要したことが米軍機の攻撃を許した。また、換装作業のため展開した爆弾や魚雷が、爆撃で発生した火災により引火・爆発し被害を拡大した。

この海戦による手酷い敗戦が、以後の戦局に大きく影響することになった。

蛇足:ミッドウエイ海戦による日米双方の損害

日本海軍:空母4隻・重巡1隻・駆逐艦1隻大破・沈没、航空機292機撃墜・喪失、兵員3,064名戦死
米国海軍:空母1隻・駆逐艦1隻大破・沈没、航空機145機撃墜・喪失、兵員307名戦死

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