1970年代に衝撃的なデビューをはたした韓国の若きヴァイオリニスト「チョン・キョンファ」の演奏を(オーディオメーカーのEsotericが)復刻したもの。
当時22歳のチョン・キョンファの激しいパッションと鋭い技巧が相まった素晴らしい演奏を聴くことができる。
収録曲は、シベリウスとブルッフのヴァイオリン協奏曲に加え、ラヴェルとサンサーンスの小品だ。
共演は、プレヴィン指揮のロンドンフィル(シベリウス)とケンペ指揮のロイヤルフィル(ブルッフ)。ジャケットの表題は、チャイコフスキー/シベリウスとなっているが、これは当時のレコードのそれをそのまま使ったため。
いずれも、当時のマスターテープからSACDの元となるDSD音源を作り、それをSACD/CDのハイブリッドCDとしてリリースした。
今回、SACD音源を聴いたが、これが48年前にアナログ録音された音楽かと耳を疑うほどすばらしい仕上がりとなっている。ご一聴をお勧めします。
ESSD-90180(オーデイオショプ等で入手できます。)