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久しぶりに県美術館を訪ねました。
広い前庭には清流長良川をデザインした小川が流れ、木々に囲まれた森はひと時都会の喧騒を忘れさせてくれます。
この県美術館には、岐阜県ゆかりの多くの著名な作家の作品が収蔵されています。
川合玉堂 ( かわいぎょくどう ) 、 前田青邨 ( まえだせいそん )、 山本芳翠 ( やまもとほうすい ) 、 熊谷守一 ( くまがいもりかず ) など昔美術の教科書で一度は見た名前の方々です。
美術史に残るような名だたる作家が、郷土にゆかりのある人々だったことは嬉しいことでした。
またこの美術館には日本のみならず世界の優れた作家の作品も数多く収蔵されているようです。
広いロビーからは、森をバックに置かれている幾つかの作品をゆったりと眺めることも出来ます。
今回は広い庭園内に点在している幾つかの彫刻に関心がありました。
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ルノアール 「勝利のビーナス」 | ||||
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non_nonさんのソースをお借りしました。
今回一番驚いたのは森の際に置かれていたルノアールの「勝利の ビーナス」でした。
ルノアールと言えばフランスを代表する印象派の画家ですよね。
そのルノアールが彫刻もやっていたとは知りませんでした。
マイヨールもフランスの彫刻家で、地中海に面した南フランス生まれの彼のこの作品は、美術館玄関近くに地中海をイメージした漕の中の置かれていました。
北側の庭に置かれている「アララトの船」は、旧約聖書に描かれたノアの箱舟がたどり着いたという伝説から作られた船をイメージしたものでしょうか?
以前トルコ旅行の時に、シルクロードをバスで移動中に見た日本の富士山そっくりな山が、アララト山だとガイドから聞き、ツアー客が一斉に歓声を上げたことを思い出しました。
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左がアララト山、右が富士山、良く似ています。
この「バオバブライオン」を見た時、私は子供達の作品かと勘違いしましたが、実は岐阜県出身の彫刻家の作品と分りビックリ。
この「バオバブライオン」は動物と植物を合体させたユニークな作品です。
勘違いと言えばこの青空に今にも飛び立とうとしている鳥の姿に、私はなぜか岐阜のイメージとしてわざわざ飾られた鵜の像と勝手に思っていましたが、どうやらこれは鵜ではなく、イタリアの彫刻家トルティアーニの作のカモメという事でした。(笑)
美術館の庭にもおもしろい驚きがいっぱいありました。
そういえば、よくテレビに出られている超魔術師のMrマリックさんや服飾デザインの山本寛斎さん、日比野克彦さんも岐阜出身のアーティストですね。
皆さん幼い頃から長良川の清流で泳ぎ金華山に登り、鵜飼を目にし、柳ヶ瀬を歩いたのでしょうね。
岐阜県出身の芸術家やアーチィスト,意外と多いと思いませんか??